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平成29年度 ≪にこにこ講座≫「子どもの予防接種の基礎知識」の報告

[2017年7月11日]

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にこにこひろばで子どもを遊ばせながら、予防接種についてのお話を聞きました。

予防接種

予防接種とは・・・はしかや水ぼうそうのような感染症(ウイルスや細菌などの微生物が体内に入り、体内

で増えることにより発症する病気)の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて

予防接種液(ワクチン)を作り、これを接種することにより、その病気に対する抵抗力(免疫)を作ること。

予防接種の対象者と接種時期・・・予防接種法により、対象となる病気や対象者・接種期間などが定められた

定期接種と、それ以外の任意接種がある。

定期接種:国や地方自治体が接種を強くすすめているもの。ほとんどの地域で無料で受けられる。

任意接種:接種を受ける側と医師との相談によって判断し行われるもの。行政が推奨しているものではない。

接種費用は基本的に自己負担あり。季節性インフルエンザやおたふくかぜ、ロタウイルスなど。

ワクチンの種類と特徴・・・大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンがある。

生ワクチン:生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもので、これを接種することにより、その病気にかかった

場合と同じように抵抗力(免疫)ができる。十分な抵抗力(免疫)ができるのに約1か月が必要。BCG、MRワクチンなど。

不活化ワクチン:細菌やウイルスを殺し、抵抗力(免疫)を作るのに必要な成分を取り出して毒性をなくして作ったもの。この場合、体内細菌やウイルスは増殖しないため、数回接種することによって抵抗力(免疫)ができる。ヒブ、四種混合ワクチンなど。

ワクチンの接種間隔・・・生ワクチンを受けた後は27日以上あけて、不活化ワクチンを受けた後は6日以上あけて次の予防接種を。同じ種類のワクチンを複数回受ける場合は、ワクチンごとに決められた接種間隔を守ること!

ワクチンの副反応・・・ワクチンを接種すると、熱が出たり、機嫌が悪くなったり、注射したところが腫れたりするなどの症状が出ることがある。

(数%~数十%)しかし、ほとんどの場合、数日内に自然に治るので心配ない。ワクチンは、感染症の原因となる細菌やウイルスの病原性を弱めたり、毒素を無毒化したりしたもの。つまり病気にならないために必要な免疫を、実際の病気にかからずに赤ちゃんにつけてあげるのがワクチン。

そのため自然に感染した場合と同じように、体の反応として一時的に症状が出ることがある。しかし本当にかかった場合に比べると症状は軽く、重い副反応はきわめてまれである。接種後30分程度は接種を受けた病院で待機するなど、医師とすぐ連絡が取れるようにしておく。高熱が続く・激しく泣いて泣きやまないなど心配な時はすぐに相談を!

予防接種に行く前に・・・体調はよいか(37.5°以上の熱があると接種できない)、今日受ける予防接種の効果や副反応を理解しているか(質問があればメモしておく)、母子手帳は持ったか、予診票は記入したか(熱は自宅を出る前か病院で測る)のチェックを。

 

≪質問の一部を紹介します≫

Q:受けなければいけない時期を過ぎてしまいました。どうしたらよいのでしょうか?

A:それぞれの予防接種には接種時期が決まっています。例えば、水ぼうそうの予防接種は3歳の誕生日までに2回目を受けると法律で決まっているのですが、うっかりして1回しか受けていなかったという場合、定期接種として2回目を受けることはできません。2回受けることで、しっかり免疫が獲得できるので、有料になりますが、任意接種として2回目を受けてほしいと思います。気づいた時点である程度間隔があいてしまっていても早めに受けた方がいいです。

 

Q:季節性インフルエンザは毎年いろいろな型があり、予防接種をしたからといって感染しないわけではないので、どうするか判断に困ります。

A:季節性インフルエンザの予防接種は生後6ヶ月より受けることができますが、入園している子としていない子とで受け方に違いがあるように思います。集団生活していると感染しやすいので、入園している子や兄姉がいる子は、そうでない子に比べ接種することが多くなっているようです。入園前の子は、その本人よりも周りの大人や兄姉が受け、小さい子に感染するのを予防されるのもよいと思います。接種しているから大丈夫と思わず、普段の生活(うがい、手洗い、睡眠時間の確保等)に気をつけてください。季節性インフルエンザのワクチンはその年流行する型を予想して作られるので、毎年ワクチンが違います。金額が高い上に、子どもは2回接種しないといけないので、ご家族でよく相談してください。接種すれば、感染しないというわけではないのですが、重症化はしません。接種後2週間ぐらいから効果が出てくるので、感染のピークに入って1月ごろに受けるのではなく、10月の中ごろには受けるのが望ましいです。接種後2週間から5ヶ月間ほど効果があるといわれていますので、接種するのであれば、効果をふまえて受ける時期を検討してください。

 

Q:予防接種は受けさせないという保護者の方もいます。受けていないとどんなことになるのでしょうか?

A:全く受けることなく成長される方もいますし、予防接種を受けなくても、おたふくかぜや水ぼうそうなど自然に感染して免疫を獲得しているという方もいます。しかし、しかるべき時に自然感染以外の方法=『予防接種』でしっかり免疫を獲得する機会を逃した状態で成長すると、大人になって感染する可能性が高くなります。病気の種類によっては子どもの時にかかるより、ひどい症状が出ると言われています。なおかつ合併症を起こす可能性も高いです。また大人になってからの感染は自分だけの問題ではありません。家庭や仕事といった周囲に与える影響は大きいです。周りの人を巻き込んでしまうことを考えれば、予防接種を検討されてもいいのではないかと思います。現在ワクチンは充実しており、世界的に見ても安全性も高くなっているので、感染症をほぼ予防することができます。決まった時期に決まったものを受けていただくことで、免疫を獲得でき、重症化を防ぐことができるのです。

 

Q:B型肝炎の予防接種はした方がよいのか悩みます。

A:B型肝炎の予防接種はH28年10月から定期接種となりました。それ以前に生まれた子は任意接種になります。B型肝炎のウイルスに感染すると肝炎を起こします。ひどくなると肝硬変や肝臓がんになることもあります。接種費用は高いのですが、接種しておくと将来的にも肝臓がんを予防することになります。母親がキャリアの場合は母子感染の可能性が高くなるので、生後すぐに医療保険の適用内で、安い費用で接種することができます。

 

 

 

 

 

≪参加者の声≫

・とても丁寧なお話ありがとうございました。任意の予防接種を受けるべきか、受けるとしたら、その時期など悩んでいたので、傾向をふまえて具体的な話が聴けて良かったです。

・こんなお話が聞ける機会はめったにないので参加してよかったです。他の方の質問を聞き、なるほどと思うことばかりでした。子どもを遊ばせながら聞くことができ、とてもありがたかったです。

・インターネットで情報を得ることが多いのですが、本当に信頼できるサイトなのか悩むこともあります。今日は直接今の情報を聞くことができて、とてもよかったです。

ご参加ありがとうございました。福崎町保健師の岸本恵里さん(保健センター)が、子どもの時に受けるいろいろな予防接種について、とてもわかりやすくお話してくださいました。また、参加者のみなさんの小さな疑問や、普段気になっていることにも、ひとつひとつ丁寧に答えてくださり、たいへん勉強になりました。他のお母さん方の質問もみなさん熱心に聞いておられましたね。大切な命と健康を守る予防接種です。正しい知識と情報を得ることができてよかったです。今回のにこにこ講座の資料をご希望の方はスタッフに声をかけてくださいね。

にこにこ講座ではこれからも親子のふれあい活動、子育てを楽しんでいただくためのヒントなどを紹介していきます。どうぞご参加くださいね。

お問い合わせ

東部子育て学習センター(にこにこひろば)
電話:0790-22-1058 ファックス:0790-22-1058
(金曜日、土曜日は休業)