町長コラム5月号

このページには、広報ふくさきに毎月掲載している町長コラムを転載しています。

　町長に就任してからちょうど一年が経ちました。橋本前町長から町政を引き継ぎ、「継承と発展」を旗印にまちづくりを進めてきました。一番うれしかったことは長年の課題であった福崎駅周辺整備事業が完成し、住民の皆さんといっしょにお祝いできたことです。駅前の商業施設の誘致についてもドラッグストアのウェルシアが進出することが決まりました。薬のほか日用品や食料品も取り扱うとのことです。秋のオープンに向けて間もなく工事が始まる予定ですので楽しみです。

　さて、3月議会で、令和2年度の重点事業として安全安心のまちづくりを進めますと所信表明を行いました。しかし安全安心は水害や地震などの自然災害対策だけではないことを、今思い知らされています。新型コロナウィルスがこのように世界中に広まることをだれが予想していたでしょうか。子どもたちは3月3日から、卒業式や入学式などの特別な日を除き、学校に行くことができていませんが、命が一番大切ですのでもうしばらく我慢をしてほしいと思っています。

　4月7日に、兵庫県を含む7都府県を対象とする緊急事態宣言が発令されました。この状況は、人と人との接触が8割減であれば1か月で収束し、7割減であれば収束に2か月を要するとのことです。ですから、まずは不要・不急の外出の自粛をお願いします。こまめな手洗いの励行、咳エチケットマスクの着用も大切です。そして三蜜を避けることが重要です。三蜜の一つ目は換気の悪い密閉空間です。二つ目は多数が集まる密集場所。三つ目は間近で会話をする密接場面です。これらが揃う状況は絶対に避けてください。

　早く元の生活に戻るためにも、感染リスクを少なくする行動をとっていただきますよう、皆さんのご協力をよろしくお願いします。