広報ふくさき 令和2年(2020年)8月号 4ページ ---------- 町長コラム 福崎町長 尾ア吉晴 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。感染者が増加し、予断を許さない状況になっていると危機感を持っています。福崎町は、今年度に入ってから大きなイベントはすべて中止いたしました。夏を彩る夏まつりも今年はやむを得ず中止といたしました。8月9日は、本来ですと東京オリンピックの閉会式と重なっていました。オリンピックの終了と成功をお祝いする花火大会にできると内心喜んでいましたので、大変残念です。 緊急事態宣言が解除され、GoToトラベルが実施されるなど、感染予防重視から経済対策へと舵を切っているようにも見えます。けれども感染者の推移を見ますとどうやら再び感染拡大期に入っていると思わざるをえません。どうか皆さん、これまでの対応が無にならないように、「三密を避ける」「できるだけ2メートル、最低でも1メートル離れる」「マスクを着用する」などのひょうごスタイルを守ってください。大切な家族、職場、地域を皆さんの行動で守りましょう。 ---------- 食品支援で協力強化 7月3日(金曜日)、福崎町と福崎町社会福祉協議会、NPO法人フードバンクはりまの三者で、支援を必要とする家庭などに食品や日用品を寄附する「フードバンク活動」に関する合意書を交わしました。 写真=フードバンク活動に関する合意書締結式 左から、社会福祉協議会竹本理事長、フードバンクはりま辻本理事長、尾ア町長 今後は、福崎町と福崎町社会福祉協議会の窓口で常時、食品の寄附を受け付けます。 受付・問い合わせ先 健康福祉課(内線365)福崎町社会福祉協議会 電話23-0300 7月21日(火曜日)・22日(水曜日)の2日間、役場庁舎玄関ロビーに設置した受付窓口には52件の寄附が寄せられました。いただいた食品などは、NPO法人フードバンクはりまを通じて、福祉団体、施設や子ども食堂などに寄附されます。ご協力ありがとうござい ました。 写真=役場ロビーでのフードドライブ受付のようす ---------- 食育通信〜福崎小学校の取り組み〜 地域の食材に感謝する心を育てる体験活動 福崎小学校では、地域の方々の協力のもと、食に関わる体験活動に取り組んでいます。 3年生は、6月初めに、生産者の植岡さんにお世話になり、もち麦刈りを体験しました。このもち麦は、2年生の時に種をまいたものです。自分たちがまいた種が大きく育ち、刈り取りを経てもちむぎ麺となり、自分たちの給食や食卓に届くという流れを体験を通し て知り、食に携わる方々に感謝の気持ちを抱くことができました。 さつまいも作りや米作りは、西治と高橋の営農組合にお世話になっています。2、3年生は、先日さつまいも畑の草引きをし、ほんの短い時間でしたが、生産者の日々の苦労を少し感じることができました。また5年生は田植え体験を通して、手作業による米作りの大変さを味わうことができました。秋には稲刈り体験をします。 今後も地域の皆様に感謝しつつ、体験活動を通して食につながるさまざまなことを学ばせていただきたいと思っています。 写真=もち麦の刈り取りのようす、田植えのようす