広報ふくさき 令和2年(2020年)11月号 10ページ ---------- 福崎町文化財だより(78) 2ページ目 ---------- つうめいの旅のルート つうめいは、五街道の一つである東海道を使用して江戸へ至り、用事を済ませた後、日光と善光寺に立ち寄って帰ってきました。途中には、各地の名所や名物を楽しむ様子もうかがえます。移動の手段は主に徒歩・かご・舟を利用しています。特に東海道には河川が多く、川を渡った方法や費用が多く記されています。 展示では、つうめいたちの旅のエピソードなども紹介しています。遠方への旅行を控えている方も多いこのご時世、三木家住宅で通明の旅路をたどり、江戸時代の旅に思いをはせてみてはいかがでしょうか。 ぜひお越しください。 往路 辻川→江戸 1月12日から29日(18日間) 江戸滞在 14日間 復路 江戸→日光→善光寺→いしべ(滋賀県)→辻川 うるう1月14日から2月13日頃(およそ29日間) 注)いしべから辻川間は覚書から推測 ---------- 歴史民俗資料館だより 戦後75年 令和2年度企画展 福崎と戦争の歴史をつむぐ 歴史民俗資料館で開催中の企画展に関連した、戦時中の福崎地域の様子や戦争経験者によるお話などが掲載されている本を紹介します。紹介している本は、福崎町立図書館にも配架されていますので、ぜひご覧ください。 『戦後70年 福崎と戦争の記憶』満州事変から終戦までの時期をあつかい、戦争中の福崎地域の人々のくらしを資料写真とともに紹介しています。歴史民俗資料館で300円で販売中。 『かたりべ』衣料や食物、金属供出、学校生活、空襲など福崎地域の当時の様子や、戦場での体験が生の声で語られています。歴史民俗資料館で300円で販売中。 『語り継ぐ、戦争の記憶』戦争を経験された町内の方々による講演会の記録集です。戦地での経験や小学校時代の生活について綴られています。歴史民俗資料館で300円で販売中。 その他にも、『福崎町史第2巻』、『福崎町史第4巻』、『ふくさき史話』、『私の町の太平洋戦争−歴史的受難な時期でした−』など、いろんな本がそろっています。