広報ふくさき 令和3年(2021年)8月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 「プリペイド型電子マネーの番号教えて」は危ない! 〔トラブル事例〕  パソコンでインターネットを見ていたら突然大きな音が鳴り、画面いっぱいに「ウイルス感染」との警告メッセージが出た。大手ソフトウェアのロゴが使用されていたため、信用し、画面の中に記載されている電話番号に連絡すると、たどたどしく日本語を話す女性が電話口に出て、修復には2万円が必要と言った。支払いについては、コンビニに行き、プリペイド型電子マネー(カード)を2万円分購入し、そのカード番号をパソコンに入力するように言われた。指示に従い、番号を入力するが、入力エラーだと言われ、再度、2万円分購入するように言われた。しかし、また入力エラーとなった。購入代金の4万円は後で返金するので銀行振込せよと言われたが、詐欺だとわかったので振り込まなかった。(80代男性) 〔アドバイス〕 ●この事例のように、パソコンに突然偽の警告画面を表示して慌てさせ、連絡を取ってきた人に「修復するには支払いが必要」とコンビニでの支払いを指示する手口が増えています。警告画面を本物だと信じ込ませるために、大手ソフトウェアのロゴを使用しています。安易に連絡しないようにしましょう。 ●プリペイド型電子マネーで支払うように指示し、お金は後で返金すると言って安心させ、何度もカードを購入させて購入代金をだまし取る手口です。 ●業者の指示に従ってカード番号を教えると、繰り返し何度も要求され、支払うことにつながります。カード番号を相手に伝えることは、購入したカード自体を相手に全て渡すことと同じです。絶対に番号を他人に伝えてはいけません。 〔その他の事例〕 (事例1)  身に覚えのない有料サイトの料金を請求するメールが届き、心配になり連絡すると、プリペイド型電子マネーで支払うよう指示された。 (事例2)  寄付金や義援金を名目として、プリペイド型電子マネーの購入を求める不審な電話があった。  不安に思ったりトラブルにあったときは、すぐに消費生活センターに相談しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。