広報ふくさき 令和3年(2021年)10月号 13ページ ---------- 決算の分析から見るまちの財政状況 その2 (3)基金残高の推移 ◆基金の概要 財政調整基金とは、予測できない収入の減少や、支出の増加に備えて積み立てておく基金です。 特定目的基金とは、ふるさと応援基金、農業農村活性化基金、福祉基金など、特定目的のために積み立てておく基金です。 定額運用基金とは、土地開発基金や用品調達基金など、定額の資金で事業や事務を運営する基金です。 特定目的基金のうち、ふるさと応援寄附金を、ふるさと応援基金に5,355万円積み立てました。 財政調整基金は、平成29年度に2,550万円、平成30年度に8,970万円取り崩しましたが、令和元年度は4,220万円、令和2年度は490万円積み立てました。 基金残高の過去3年間の推移 平成30年度21億7,300万円、令和元年度22億3,300万円、令和2年度 22億5,300万円 内訳 財政調整基金 平成30年度12億6,200万円、令和元年度13億400万円、令和2年度 13億900万円 特定目的基金 平成30年度3億5,800万円、令和元年度3億7,600万円、令和2年度 3億9,100万円 定額運用基金 平成30年度5億5,300万円、令和元年度5億5,300万円、令和2年度5億5,300万円 各年度の3月末人口で計算した住民1人当たりの基金残高 平成30年度112,819円、令和元年度116,905円、令和2年度 118,923円 (4)地方債残高の推移 (全会計) ◆地方債の概要 地方債は公共施設の建設など、一時的にたくさんのお金が必要な場合に借入するもので、次年度以降償還していきます。償還に対して地方交付税で措置されるものもありますが、地方債残高が多くなれば次年度以降の償還金の返済額が多くなり財政を圧迫していく要因となります。一般会計等では地方債残高が平成30年度は3億600万円の増、令和元年度は1億5,900万円の増と年々増加していましたが、令和2年度は、新規借入の減少により2億2,300万円の減となりました。なお、臨時財政対策債など、今後普通交付税に算入される地方債の割合が高くなっています。  一方、下水道事業会計は公共下水道事業の推進により地方債残高が毎年増加していましたが、平成25年度からは減少に転じています。下水道の整備が完了したため、今後、当分の間は将来世代の負担が減少していきます。  公営企業の地方債残高は、水道会計及び工業用水道会計の合計で約3,600万円の減、下水道事業会計で2億6,500万円の減となっています。 地方債残高の過去3年間の推移 全会計の総額 平成30年度228億7,700万円、令和元年度226億9,600万円、令和2年度 221億7,200万円 内訳 一般会計等 平成30年度115億7,700万円、令和元年度117億3,600万円、令和2年度 115億1,300万円 水道事業会計 平成30年度9億8,900万円、令和元年度9億7,000万円、令和2年度 9億3,800万円 工業用水道会計 平成30年度2億6,600万円、令和元年度2億6,400万円、令和2年度2億6,000万円 下水道事業会計 平成30年度100億4,500万円、令和元年度97億2,600万円、令和2年度 94億6,100万円 各年度の3月末人口で計算した住民1人当たりの地方債残高 平成30年度1,187,737円、令和元年度1,188,210円、令和2年度1,170,335円 ---------- 困ったら一人で悩まず行政相談 毎日のくらしのなかで、国や特殊法人などの仕事について、苦情や意見・要望はありませんか。相談は行政相談委員、または相談センターへ。  相談は無料で、秘密は固く守られます。気軽にご相談ください。 総務省行政相談センター  電話0570−090110 定例相談  毎月第3水曜日 午後1時から午後3時  サルビア会館 巡回相談  10月23日(土曜日) 午後1時から午後3時  文化センター 10月18日(月曜日)から24日(日曜日)は行政相談週間です。 総務省行政相談センター