広報ふくさき 令和3年(2021年)10月号 9ページ ---------- 生活科学センターだより 家庭用蓄電池(据置型蓄電池)の勧誘に気を付けて! 家庭で利用する蓄電池(据置型蓄電池)に関する相談が全国の消費生活センターに多く寄せられています。相談件数は年々増加傾向にあり、2019年度には千件を超え、2020年度は1314件となっています。 〔相談事例〕  自治体から委託されて来たという業者から「太陽光パネルを無料点検する」と言われたので後日点検してもらった。点検した業者から「売電するための装置が壊れている」「修理するより蓄電池を購入した方が良い。災害時にも役に立つ」「国の補助金が出る」と言われたこともあり、200万円の家庭用蓄電池を契約した。 しかし、いざ工事となったとき、工事業者から「売電するための装置は壊れていない。部品もモーターも正常」と言われた。購入契約時の説明と違うので解約したい。(50歳代男性) 〔特徴と問題点〕 *相談事例のように、太陽光発電設備を導入している消費者に蓄電池の購入を勧誘し契約させるケースと、太陽光発電設備を導入していない消費者に対して、太陽光発電設備と蓄電池の購入を勧誘し契約させるケースがあります。 *きっかけは、主に事業者の突然の訪問です。前述の相談事例のように虚偽の説明をされるケースもあります。 *事業者の断定的な説明や強引な勧誘により、冷静に十分な検討ができないまま契約させられるケースもみられます。 *契約後の設置工事や補助金をめぐるトラブルも少なくありません。 〔アドバイス〕 ・事業者の突然の訪問に対しては、事業者名や目的等をしっかり確認しましょう。 ・家庭用蓄電池導入のメリットだけでなく、それに伴うコストも十分考慮しましょう。機器導入にあたり、購入費用や設置工事費用が発生します。 ※事業者から「太陽光発電設備と蓄電池を契約すると、売電収入が得られるため、ローンの返済に充当できる。実質的な負担はない」等と強調される場合は要注意です。 ・契約を急かされても、その場で契約せず、複数社から見積もりをとり、比較検討しましょう。 ・訪問販売にあたる場合はクーリング・オフ(無条件解除)を行うことができます。クーリング・オフ期間は契約書を交付されてから8日間です。 ※クーリング・オフの期間経過後は、契約の取消しは非常に困難になります。不審に感 じたり、心配なことがあれば、消費生活センターに相談しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 日本の伝統食を学ぼう ねりきりから作る和菓子教室 上生菓子のねりきりやようかんづくりを学びます。 自分で一から作った和菓子の味は格別です。 日時 11月13日(土曜日)午後1時30分から午後4時 場所 生活科学センター調理室 講師 ながはま つねひさ さん(元和菓子職人) 参加費 1,000円 条 件 20歳以上の福崎町在住・在勤の人 定 員 12人 受付期間 10月20日(水曜日)から11月2日(火曜日) 持ち物 エプロン、マスク、手拭きタオル、和菓子持ち帰り容器 ※申込が5人に満たない場合や新型コロナウイルスの感染状況によって中止する場合があります。ご了承ください。 申込先 生活科学センター(電話22−2939/月曜定休)