広報ふくさき 令和4年(2022年)1月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 法テラスの民事扶助制度を知っていますか? 【事例】  3年前突然脳梗塞を発症し、その後遺症で介護が必要な夫に、以前利用した消費者金融の返済が滞り、約100万円残っているという内容の書類が裁判所から届いた。今は夫婦とも国民年金しか受給しておらず、弁護士に依頼するお金もない。どうすればよいか。(60代女性) 【アドバイス】  経済的に余裕のない方への無料法律相談と弁護士・司法書士費用などを立て替え、後に分割で支払うことのできる、法テラスの民事法律扶助制度があることを案内しました。  法テラス(日本司法支援センター)とは、だれでも法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を受けられるよう国によって設立された公的な法人です。  借金、離婚、相続、労働問題・・・様々な法的トラブルを抱えてしまったとき、誰に相談すればいいのか、どんな解決方法があるのかなどわからないことも多いはずです。  こうした問題解決への道案内をするのが「法テラス」の役目です。  法テラスでは、 @利用者からの問い合わせ内容に応じてトラブル解決に役立つ情報を無料で提供しています。 A「民事法律扶助制度」があります。  経済的に余裕のない人が法的トラブルに遭った時に、無料で3回まで相談できます。また、内容により弁護士・司法書士に依頼が必要な場合には、その費用を立て替える制度です。「経済的に余裕がない人」にあたるかどうかは収入や預貯金額で決まります。  生活保護を受けている場合は、立て替え費用を返済しなくてよい償還免除制度があります。また、生活保護と同等と認められれば償還免除をうけることができるケースもあります。  事例のご夫婦の場合も、法テラスに償還免除になるかどうかの審査を受けるための申請をすることになりました。  法的トラブルは、こじれてしまってからでは解決に時間がかかり、経済的、精神的な負担も大きくなります。できるだけ早い段階で法律相談を受け、トラブルを未然に回避することが大切です イラスト=「政府広報オンライン」より法テラスイラスト 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- マイナンバーカードを作りませんか?  住民生活課でカード写真の無料撮影をしています。ぜひご利用ください。  〈申請に必要な書類〉 ・個人番号通知カード ・本人確認書類  (1点でよい物)   ・免許証   ・パスポート   ・障害者手帳   ・国家資格証 など  (2点必要な物)   ・健康保険証   ・介護保険証   ・医療証   ・学生証   ・母子手帳   ・年金手帳   ・年金証書 など 写真=カード関連グッズをプレゼント中! 問い合わせ先 住民生活課 町民窓口係(内線371)