広報ふくさき 令和4年(2022年)4月号 18ページ ---------- 国民年金のお知らせ 国民年金被保険者の種類は職業などによって3種類あり、それぞれ加入手続きや保険料の納付方法が違います。 第1号被保険者は、学生、自営業者、無職の人などを対象とし、加入の届出は住民票のある市区町村役場へ届け出ます。保険料は各自が納付、国民年金保険料+400円の付加保険料納付したいときや保険料免除等の申請をしたいときは役場で手続きが必要です。 第2号被保険者は、会社員や公務員などを対象とし、加入の届出は勤務先で事業主が届け出ます。保険料は勤務先で給料からの天引きにより納付、会社を退職したときは、役場で手続きが必要です。 第3号被保険者は、第2号被保険者に扶養されている配偶者を対象とし、加入の届出は配偶者の勤務先経由で届け出ます。保険料は配偶者が加入する年金制度が負担するので自己負担はありません。増収や離婚等で配偶者に扶養されなくなったとき、配偶者が厚生年金保険や共済組合等に加入していた会社を退職したとき、配偶者が65歳になり第2号被保険者でなくなったときは役場で手続きが必要です。 ※必要書類は事前にご確認ください。 (ほけん年金課) ---------- 短歌会。 見つかりし古代集落遺跡みて共用の住い良かったのだろかと。やまもとあきら。 買い物のしだいに重きそのカゴをそっと手にとる吾さりげなく。やすだただし。 満月を背に咲き誇る蝋梅を愛でいる時し寒さ忘るる。おのえさだのぶ。 悠悠とわが前過る鶺鴒に「踏まれるやんか」と声かけており。おかだえみこ。 金網に干されて六日のさつまいも日々の陽を受け黄金色増す。こやまみつる。 赤ちゃんの拳ほどなる赤き苺頬張りており春の幸せ。ひさのえい。 思ほえば此の十年の転倒数もろ掌に余るに骨折もなく。おおのやえこ。 鵯の声庭に響けるその日毎紅き木の実の減りゆく気配。なかむらせいごう。 仔細なることに黙せる小半日ひるの知らせにそそくさと立つ。うちやまつぐたか。 ---------- 俳句会。 うしろでくみ 農夫黙々 麦を踏む。いしかわてるみ。 鳶舞う 空の広さや 寒の明け。せんげえいこ。 コロナ禍で 予定のたたぬ 春の旅。しばたきみこ。 節分の 炒り豆香ばし 歳の数。はしもとえい。 初午や 神社で奉納 子ども相撲。さとうじゅんこ。 春の川 底の小石 光りけり。しろたにあきみ。 絵手紙に 淡き紅色 椿描く。ふじおかてるよ。 雑木林 華やぐ一樹 紅椿。いしかわこうじょ。 春立つ日 曾孫に前歯 生え初むる。きしがみかつみ。 野菜屑 閉じ込む今朝の 薄氷。おにもとおさむ。 春寒や 既往症には 癌と記す。おおのそうふう。 早春や 御朱印集めの 乙女旅。ひろせじゅんすい。 もち麦と 記す幡立つ 青麦田。まつおかかつみ。