広報ふくさき 令和5年(2023年)10月号 8ページ ---------- 三木家からお知らせ 入館無料 特別展示「ふすまの中から見る三木家」  紙が貴重だった頃のふすまなどの下張りには、帳簿や手紙などの不要となった紙が使われていました。これらを下張り文書と呼び、当時の人々のことが分かる貴重な資料となります。  本展では、三木家住宅から見つかった下張り文書を公開し、ふすまの中から見えてきた三木家の姿を紹介します。 会期 10月28日(土曜日)かから12月3日(日曜日) 会場 三木家住宅主屋 写真=ふじもとえんしんの絵が使用された下張り ---------- 特別展示関連イベント ■三木家資料保存ワークショップ 要申込  「下張り文書はがし作業」  誰でも簡単にできる下張り文書をはがす作業にチャレンジしてみませんか。 日時 11月12日(日曜日)午前10時から午前11時30分 会場 三木家住宅展示場兼収蔵施設(三木家住宅東側) 対象者 小学校高学年以上(定員10名程度) ■三木家入門講座F 申込不要  「襖からのぞき見る江戸本屋の営み」  三木家の基礎知識を楽しく学べる入門講座です。三木家下張り文書から見えてくる三木家と姫路の本屋さんの交流や江戸時代の出版文化の広まりなど、わかりやすく解説いただきます。 日時 11月12日(日曜日)午後1時30分から午後3時 会場 三木家住宅主屋 講師 いしばし ともゆきさん(神戸大学大学院人文学研究科博士後期課程) 申し込み・問い合わせ先 社会教育課(内線256) ---------- 三木家 デ「つのなす工作」  福崎町特産品「つのなす」でキツネを作ります。申込不要。 ■日時 11月11日(土曜日)午前10時から正午     ※時間内ならいつでも参加できます。 ■会場 三木家住宅     ※持ってくるものは、ありません。 ---------- 秋季企画展 「まつおかみさお・たけ展 松岡五兄弟を育てた夫婦」開催中 会期 12月10日(日曜日)まで  柳田國男の父・操は福崎で生まれ、幼い頃より傑出した学才で知られ、その名声は伯州(現在の鳥取県)まで届くほどでした。  國男の母・たけは現・加西市北条町の尾芝家の出身で、読み書きはできませんでしたが、その抜群の記憶力と、優れた問題解決能力は、5人の息子それぞれに優れた資質として受け継がれました。  本展では、柳田國男をはじめ、5人の俊英を育て上げた一組の夫婦に焦点を当て、知られざる活躍に迫ります。 会場 福崎町立柳田國男・松岡家記念館2階展示室 開館時間 午前9時から午後4時30分 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日は開館) 問い合わせ先 福崎町立柳田國男・松岡家記念館 電話22−1000 写真=秋季企画展ポスター ---------- 神崎郡歴史民俗資料館 特別展 「神崎タイムスにみる福崎―広告編―」 会期 10月28日(土曜日)から12月10日(日曜日)  「神崎タイムス」は、昭和24年〜昭和43年にかけて発行された神崎郡唯一の郷土新聞です。  広告は「時代を映す鏡」と称され、当時の流行・習慣・文化などさまざまな情報がつまっています。さらに、神崎タイムスの広告は全国紙と異なり、地域の商店の店名・品名・値段まで詳細な情報を追うことができます。本展では、分析のなかでみえてきた神崎タイムスの広告の特徴のほか、郷土紙ならではの昭和の福崎の情報を読み解いていきます。 開館時間 午前9時から午後4時30分 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日は開館) 問い合わせ先 神崎郡歴史民俗資料館 電話22−5699 写真=神崎タイムス社旗 ---------- 歴史民俗資料館 連続講座Aのご案内 受講料無料・申込不要  「柳田國男『故郷七十年』を読もう」と題し、大江先生による全3回シリーズをお送りします。  『故郷七十年』には、生まれ育った 川での思い出や福崎の民俗行事などが多く記されています。講座では、『故郷七十年』がどのような成り立ちでできたかをテーマに、シリーズの第1回目としてお話しいただきます。ぜひご参加ください。  演題 『故郷七十年』はどのようなテキストか?ー『故郷七十年』の成立過程ー  日時 11月4日(土曜日)午後1時30分から午後3時  講師 おおえ あつしさん(園田学園女子大学学長)  場所 神崎郡歴史民俗資料館 2階  共催 園田学園女子大学  問い合わせ 歴史民俗資料館 電話22−5699(休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日) 「柳田國男『故郷七十年』を読もう」の次回案内 第2回 12月9日(土曜日) 明治時代の福崎の民俗 ー「私の家」「辻川の話」ほかー 第3回 1月20日(土曜日) 柳田國男の民俗学 ー「私の学問」ほかー ---------- 第10回 柳田國男検定結果報告  8月6日に、「第10回柳田國男検定」を実施しました。この検定は、柳田國男の功績と改めて向き合い、理解を深めていただきたいという願いから生まれたものです。  表彰式は8月26日に行い、上級編最高得点賞である ふじもと はつみさんには、副賞として旅行券をお贈りしました。 最高得点賞 【初級編】たかの ひろみ さん 【中級編】なかい たけし さん 【上級編】ふじもと はつみ さん また、学生受検者で初級編最高得点のおかもと まひろさん、中級編最高得点のなかいあつしさんに奨励賞をお贈りしました。 ※受験者の得点別分布など、詳しくは柳田國男・松岡家記念館ホームページをご覧ください。 写真=受賞者のみなさんと橋教育長