
本は子どもの生きる力を養い、子どもの成長にとって欠くことのできないものです。本を読むことで新しい言葉を獲得し、その言葉の表わす内容を理解することで思考力を高めます。また、先人の知恵や勇気、経験や努力を知り、自分の生き方を見つけることができます。
子どもたちがいつでも自由かつ意欲的に読書に親しむことができるよう、目標と指針をまとめました。
計画の基本的な考え方
1.基本目標
- 子どもたちに読書の楽しさと大切さを伝えます。
- 子どもがいつでも自主的に読書ができるよう環境を整備します。
- 保護者に読書活動の意義と重要性の理解を求め、子どもの読書活動推進に協力してもらえるよう啓発に努めます。
- 幼稚(児)園・保育所での本との出会いづくりや、学校図書室の活性化と有効利用に取り組みます。
- 司書やボランティアが学校や保護者への正しい読書指導が行えるよう、知識・情報技術の向上に努めます。
2.対象
3.計画の期間
推進目標
- 小学校低学年での「読書好き」割合の増加を目指します。
- 小学校中高学年・中学生では、「1カ月の不読者率」の減少および「1カ月の読書冊数」の増加を目指します。
- 高校生では図書館での「貸出冊数」の増加を目指します。

毎月29日を「フクちゃん読書の日」と設定し、「ノーゲーム・ノーテレビデー」の普及促進や家族みんなで読書できる環境づくりをします。
現在も行っている小中学校への学校訪問や、ボランティア研修、読書活動への啓発に効果的なイベントを引き続き実施し、定着させます。
福崎町においても中高生が読書離れの傾向にあるため、ヤングアダルト向け行事のPRに取り組みます。
推進のための取組み
家庭における推進
- 保護者の読書意識の向上を目指します
- 家族みんなで読書の時間を持つことを奨励します
- 家読(うちどく)を推進します
※家読(うちどく)…家族で同じ本を読んで語りあったり、話題にしたりすること
保育所・幼稚(児)園における推進
- 「読み聞かせ」を奨励し読書習慣の基礎を作ります
- 絵本の充実を図り、より広い世界に興味・関心を持てるように工夫します
学校・園等における推進
- 学校訪問や読み聞かせなどの機会を増やし、様々な分野のたくさんの本に出会う環境を作ることにより読書の楽しさを伝えます
- 職員が図書室や図書館を有効活用できるよう資質向上に努めます
図書館における推進
- 子どもたちが図書館の魅力を発見できるような子ども向け行事を充実させます
- ヤングアダルト向け図書の充実と読書啓発を推進します
- 図書館ボランティアの養成及び支援をします
- 地域の大学生等と連携し、図書館活動の活性化を図ります
図書館応援隊における推進
図書館応援隊による子どもに対しての取組みは、子どもの読書を推進する上で欠かせないものとなっています。今後も継続して子どもの読書活動を支援していく体制を整えます。
えほんのじかん |
ことばへの入り口を作ります |
おはなしのとびら |
想像する力を養います |
布絵本 |
本・図書館の楽しさを伝えます |
かたりべ |
語りを通して子どもたちに考え方、生き方を伝えます |
紙芝居 |
情報を得る楽しみを教えます |
啓発・広報
- 図書館だより「ライブラリー」や応援隊だより、学校通信、ホームページを充実させます
- 読書につながる事業を実施します
- 毎月29日を「フクちゃん読書の日」に設定し、読書時間確保の啓発に努めます