広報ふくさき 令和2年(2020年)9月号 4ページ ---------- 町長コラム 福崎町長 尾ア吉晴 JR福崎駅にエレベーターを 8月上旬に東京へ出張しました。霞が関への出張はコロナウイルス感染症の拡大により自粛していましたが、今回はどうしても国にお願いをしたいことがあったからです。 JR福崎駅周辺整備事業は昨年の10月に完了し、今年度は事業の総仕上げの一つとして、JR福崎駅のバリアフリー化に取り掛かる予定でした。国が三分の一、JRが三分の一、県が六分の一、町が六分の一の財源を負担して、JR福崎駅構内のホームをまたぐ階段にエレベーターを設置するほか、スロープや音声案内設備などを整備する計画でしたが、今年度の当初予算では採択されませんでした。 そのため鉄道駅を管轄する国土交通省の鉄道局長に面会し、バリアフリー化の早期着手を強くお願いしてまいりました。私は今後に期待が持てる要望活動ができたと感じています。 東京からの帰りの新幹線の中でビッグニュースが飛び込んできました。全国販売の雑誌「アエラ」の特集記事「コロナ時代の移住先ランキング」で、福崎町が近畿地区第1位に選ばれたというものでした。後日、地域づくり懇話会で井戸知事と面談する機会があり、その報告をしたところ知事も大変喜んでくださいました。この雑誌は図書館にも置いてありますので興味のある方はぜひご覧ください。 これからは実際に移住先に選んでいただけるような取り組みを進めていく必要があると感じています。 ---------- 食育通信 〜保健センターの取り組み〜 離乳は食育の第一歩です!笑顔あふれる食卓を 離乳は食育の第一歩と言われており、「吸って飲む」から「食べ物を噛み、飲み込む」へと口の機能を発達させていく過程です。月齢に合った固さや大きさの離乳食を与えることで、噛む力を育てていきます。 食べることは、いろいろな味・香り・舌ざわり・形を感じるだけでなく、「おいしいね」など声をかけながら一緒に食べることで、五感を通して赤ちゃんの脳を刺激します。毎日、お子さんにとっても親にとっても、初めてのことがたくさんの時期です。「食事=楽しい時間」と思えるお子さんが増えることを願っています。 写真=保健センターで、毎月1回開催しているすくすく相談(乳幼児相談)の日に展示している離乳食の写真 ---------- 柳田國男・松岡家記念館秋季企画展のお知らせ 松岡映丘画稿展「映丘が描いた歴史画」 松岡映丘がやまと絵式で描いた作品の中から、歴史上の人物や、出来事を画題とした作品をご紹介します。 映丘は自ら歴史や風習を研究し、画題の時代に合わせて服装や衣装を描き出しています。衣装の文様や兜の意匠など、細密な描写にもご注目ください。 会期 10月3日(土曜日)から11月29日(日曜日)まで 会場 柳田國男・松岡家記念館 開館時間 午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで) 休館日 月曜日(祝日の場合は会館)、祝日の翌日 問い合わせ先 柳田國男・松岡家記念館 電話22-1000 写真=映丘画稿「どひのすぎやま」「むらかみよしてる」