広報ふくさき 令和3年(2021年)1月号 6ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- 人権作文 自分らしさを大切に 福崎西中学校2年 もり ひより 「自分らしさ」とは何でしょうか。いざ考えてみるとよく分かりませんよね。でも、私は自分らしさとは個性のことだと思います。 個性は、その人、その「もの」だけに備わった特有の性格や性質です。だから、誰にでも何にでもあるものなのです。しかし、誰かのまねをしたり、流行にのってばかりだったりすると個性があるとはいえません。自分らしさがないからです。みんな同じじゃないからこそ、それぞれの個性が輝いているのだと思います。面白い人の中でも、どういうことを言ったり行動したりして人を笑わせているのかは違います。そういったように、個性にもいろいろな種類があります。でも強い個性があるからと言って、あの子は変だと言い、その人を否定するのは間違っています。お互いの個性を分かち合いながら認めていけるようになってほしいです。 私は、体が不自由な人にも自分らしさがあると思います。私が、そう感じるきっかけとなったのは、体の不自由な方が出場するパラリンピックです。オリンピックで活躍されている方はもちろんかっこいいですが、私はパラリンピック選手もとてもかっこいいなと思います。体が不自由で動くのがつらかったり、周りからのプレッシャーがあったりするかもしれないのに、あきらめずにその体を生かして、むしろ障害を個性として活躍されているのはとてもすごいことです。だから、もっとパラリンピックで活躍されている方たちの姿もたくさんの人に見てもらいたいです。 個性というのは、人だけでなく、物にも備わっています。美術の絵や作品は、個性的で見る人をひきつけるようなものばかりです。どうしたら見ている人をひきつけるのかを考えながら工夫して一つの作品ができています。美術の作品だけでなく、普段遊んでいるようなゲームなどもそうです。面白いと思うのは、そう思わせるような工夫がされているからなのです。 だから私は、個性があるというのはとても大切なことだと思います。誰にも個性があり、みんな同じ見た目や性格ではありません。でも、もしみんなが同じだったらと考えると、面白くないと思います。全員が同じ意見なのではなく、様々な意見があるからいいのだと思います。だから、誰かと同じがいいと考えるのではなく、自分らしくと考えることが大切なのです。 このように、誰かと無理にあわせて同じようになろうとせずに、自分の個性を大切にできる社会がいいと思います。誰が上で誰が下と考えずに、自分のペースで自分らしく、誰かのまねをしようとせずに生きていける社会が大切なのです。 世界には、様々な人がいます。誰かと同じなら安心する人もいれば、そうでない人もいるように、体の障害がある人もいれば、ない人もいます。それらも含めて、個性だと言える社会になれば、誰にでも個性があり、自分らしく生きることができます。だから、他の人の個性を否定せずに生きていきたいです。 ---------- ポスター作品 田原小学校1年 つだ れんた 八千種小学校1年 しろたに かいり 福崎小学校2年 かたやま りな 福崎東中学校3年 よしき ほのか ---------- 人権標語 みんなすき いいとこさがして にっこにこ 福崎小学校1年 おおいし さな 「おはよう。」で 今日も一日 がんばれる 田原小学校4年 おおしま りのあ やめようよ 聞こえないふり 見ないふり 福崎東中学校2年 かめかわ ちほ あいさつで あなたに届ける 笑顔の花 福崎西中学校1年 おさき ゆうか