広報ふくさき 令和3年(2021年)3月号 6ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- 人権作文 ぼくのひいおじいちゃん 八千種小学校2年 にしい はると ぼくの家ぞくは、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、お姉ちゃん、弟の八人家ぞく。ひいおじいちゃんは、ぼくがようじえんのうさぎ組のときに死んでしまった。 ぼくは、ひいおじいちゃんが大好きだった。ひいじいちゃんとねるとき、 「おじいちゃん。」 と、ひいおじいちゃんの部屋に入ると、 「おお、はると、ようきたな。」 と言ってくれた。ひいおじいちゃんのふとんは、あったかくて、やわらかくて、ふとんに入ると、ふわふわのスポンジケーキの中にいるみたいでとってもよくねれる。 ひいおじいちゃんは、やさしい。おねえちゃんといっしょに 「おじいちゃーん、おかしちょうだい。」 と言ってへやに入ると、のりまきせんべいをくれる。ひいおじいちゃんのくれるのりまきせんべいは、ちょっとからくて大人のあじだ。 「からいときにピーナッツを食べると、ちょうどいい。」 とひいおじいちゃんが教えてくれた。 ひいおじいちゃんが元気なときは、ぼくとお姉ちゃんと三人で、いすとりゲームをしたり、じゃんけんゲームをしたりしてよくあそんだ。ひいおじいちゃんは、ぼくと同じくらいの速さで歩いた。ひいおじいちゃんの手は、ぼくより大きくて、しわしわでぷにぷにだった。 でも、だんだん歩けなくなって、たたみのへやでねていることが多くなった。全ぜん元気がなくなって、ぼくより歩くのもおそくなった。お話するときもガラガラ声になった。 ぼくは小学校に入って、ようじ園のときにぬかせなかった友だちを走りでぬかせるようになった。ぼくは今までよりできることがふえたけど、ひいおじいちゃんはできることが少なくなった。 ひいおじいちゃんはもう天国に行ってしまったけど、ぼくは今でもひいおじいちゃんといっしょに食べたのりまきせんべいが一番すきなおかしだ。これを食べると、ひいおじいちゃんみたいにやさしくなれる気がする。ぼくはひいおじいちゃんと同じへび年だから、ひいおじいちゃんみたいに、チョウやバッタの虫も捕まえられるようになる気がする。ぼくもひいおじいちゃんのように、強くてやさしくなりたい。 --------- ポスター作品 高岡小学校3年 おさき ちな 田原小学校5年 なるみ みう 福崎小学校6年 まつもと ゆいか 福崎東中学校3年 やまみち まさや ---------- 人権標語 さかせたい えがおの花を あなたにも  福崎小学校2年 もり ゆきの さしのべる その手のぬくもり 笑顔さく  田原小学校4年 ふるた まい 伝えよう 思いをつなぐ 感謝の言葉  福崎西中学校2年 おさき かんな 「私の普通」「あなたの普通」 尊重し合い 認め合おう  福崎東中学校2年 はせがわ せいま