広報ふくさき 令和3年(2021年)10月号 24ページ ---------- 保健センターだより 402号 ---------- インフルエンザ予防接種のお知らせ 65歳以上の高齢者と、1歳から中学3年生までのお子さんを対象に、インフルエンザ予防接種費用の助成を行います。 インフルエンザ予防接種は、インフルエンザにかかる可能性を減らす、かかっても重症になることを防ぐ効果が期待されています。予防接種を希望する人は、インフルエンザが流行する前の12月中旬ごろまでに接種しましょう。 子どもインフルエンザ(任意) 助成期間 令和3年10月1日から令和4年1月31日  費用 2,000円を上限に助成、差額を負担 ※生活保護世帯のお子さんは全額助成 対象者 1歳(接種日年齢)から中学3年生まで 回数 当該年度に1回 接種方法 「子どもインフルエンザ予防接種助成金(代理受領委任払)申請書兼請求書」・予診票(裏表1枚)を郵送しています。 @町が指定する医療機関で接種する場合  申請書と予診票を提出して接種してください。支払いは、本来の接種費用から助成額を差し引いた額となります。 A指定する医療機関以外で接種する場合  接種費用の全額を支払った後、領収書等必要書類を添えて、保健センターで手続きをしてください。後日2,000円を口座に振り込みます。 高齢者インフルエンザ(定期) 助成期間 令和3年10月18日から令和3年1月31日 費用 1,500円を負担 ※住民税非課税世帯・生活保護世帯は全額助成 対象者 65歳以上の高齢者(接種日年齢) 回数 当該年度に1回 接種方法 10月中旬、対象者に予診票(水色)を発送します。 @町が指定する医療機関で接種する場合  予診票を提出して接種し、窓口で負担金を支払ってください。免除決定通知書をお持ちの方は窓口で提出してください。 A指定する医療機関以外で接種する場合  事前に保健センターで申請してください。依頼書と予診票で接種し、接種費用の全額を支払った後、保健センターに領収書等必要書類を提出してください。後日、接種費用から負担金を差し引いた額を口座に振り込みます。   注意 新型コロナワクチンを接種する前後2週間は予防接種ができません。接種日にご注意ください。 ※指定医療機関は案内文書で確認してください。郡内・姫路市内の指定医療機関名はお問い合わせください。 ---------- 第45回 町のせんせい『健康ひとことコラム』 「内視鏡検査について」 ひらの内科クリニック ひらの ともや先生  現在、がん健診の普及に伴い早期発見出来るようになってきましたが、まだまだ「がん」が死因の第一位となっています。  胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療により減少傾向にありますが、依然多く、男性では肺がんに次いで第二位です。当院では、集団検診で用いられるバリウム検査よりも精度が高い経鼻内視鏡による検査を行っています。鼻から挿入するスコープも細くなり「おえっ」という咽頭反射が殆どなく、苦痛をあまり感じず比較的楽に検査を受けて頂けます。早期に発見出来た胃がんはお腹を切らずに内視鏡で切除可能です。  大腸がんは食生活の欧米化に伴い増加しています。女性では乳がんよりも多く第一位です。便の潜血検査で陽性の場合、痔核が原因の場合も多いですが、大腸がんや大腸ポリープの可能性もあります。大腸内視鏡は痛くて苦手と思われる方は、麻酔で寝ている間に検査する事も可能です。検査中に病変が見つかった場合は組織を採取し検査に出します。また、切除可能なポリープはその場で切除出来ます。もし、外科的手術が必要と判断した場 合は、適切な病院を紹介します。  コロナウイルスには罹らなかったけれど、がんが進行していたと言うのでは本末転倒です。現在ではがんは完治可能な病気です。その為にも早期に発見し、治療を開始する事が大事です。  最近胃腸の調子が悪い方、排便時に出血したり、便秘と下痢を繰り返す等便通異常のある方、健診で異常を指摘された方は一度消化器内科でご相談下さい。 写真=ひらの先生