広報ふくさき 令和3年(2020年)11月号 2ページ ---------- 11月は子ども・若者育成支援強調月間です 輝く未来 育て支えて 見守って  ほっとできる「居場所」がどこにもない そんな子ども・若者が増えています。 (2016年度3.8パーセントから2019年度5.4%【内閣府】)  未来を担う子ども・若者たちのために、何ができるか考え、行動に移してみませんか? 青少年の育成は大人一人ひとりの責務 次代を担う子どもたちは、親等の家族にとっても、社会にとっても、大きな可能性を秘めたかけがえのない存在です。全ての子どもたちが自己肯定感を育み、子どもたちが自己を確立し、社会との関わりを持ち、健やかに成長していくことは社会全体の願いです。  まず、大人自身が、大人社会のあり方を見直すとともに、社会の基本的なルールを身をもって伝えていくことが大切です。「大人が変われば、子どもが変わる」意識を持って、子どもの成長のためにできることを考えてみましょう。 家庭のあり方を振り返ろう  家庭は子どもにとって人格形成の行われる最初の場所です。  親であるみなさんは、家庭の重要性を認識し、家庭でのしつけのあり方や親の役割について考えましょう。そして、子どもが生涯にわたって健康で豊かな人間性を育むため、食育の推進、生活時間の改善等により、子どもの生活習慣を見直しましょう。また、スマー トフォンを始めとするインターネット接続機器等との過剰な接触時間を見直し、家族との直接的コミュニケーション時間を増やしましょう。 地域で一体となって青少年の育成を 青少年の育成支援は、家庭を中心として、行政、学校、企業、地域等、社会全体で取り組むべき課題です。  全ての人が青少年の健全育成に関わっているという意識を持ち、互いに助け、支えあえる地域づくりに努めましょう。また、子どもの安全確保の取組、有害環境への適切な対応、いじめの未然防止と早期対応など、地域が一体となった取組を進めましょう。 青少年の多様な社会参加活動を支えよう  青少年が同世代や異世代との多様な人間関係を経験しながら、社会的自立に必要な主体性や協調性を育み、積極的に社会へ参画していけるよう支援することが重要です。  そのために、大人のみなさんが、子どもたちと一緒になり、世代をこえて、地域の行事やボランティア活動、スポーツクラブなどに参加するよう心がけましょう。 (社会教育課) ---------- 青少年補導委員に知事感謝状  令和3年度兵庫県青少年補導委員表彰者が発表されました。  永年にわたり青少年の非行防止・健全育成に貢献した補導委員に兵庫県知事感謝状が贈 られました。  また、継続して青少年の健全育成に尽力された補導委員には、兵庫県青少年補導委員連 合会会長感謝状が贈られました。 兵庫県知事感謝(10年) なかの えつこ さん(小倉) 兵庫県青少年補導委員連合会会長感謝(5年)   たかい けんご さん(大門)   ほり せつこ さん(辻川) おめでとうございます。今後とも、地域の青少年健全育成のため、ますますのご活躍を祈念します。 (社会教育課) ---------- 人権・青少年健全育成フェスティバル、入場無料 日時 12 月 4 日(土曜日)午前9時30分から(受付午前9時) 場所 文化センター 大ホール・小ホール 内容 第1部 小中学生の主張、第2部 体験発表、小中学生の人権ポスター、標語の展示 演 題 「ひきこもり・8050問題と介護問題は切り離せない」 講 師 ノンフィクション・ライター なかざわ まゆみ さん 〜講師プロフィール〜  1949年長野県生まれ。雑誌編集者を経てライターに。女性・移民・マイノリティをテーマにルポルタージュなどを書くかたわら、アジア、アフリカ、アメリカに取材。介護をきっかけに、医療と介護、福祉分野への関心を深めた。主な著書に、『おひとりさまの終活』『おひとりさまでも最期まで在宅』他多数。最新刊は9月末発売の『認知症に備える』。取材執筆のかたわら全国での講演活動を続け、在住の世田谷区では住民目線でフォ ーラムや講座などを開催されるなど活躍中。