広報ふくさき 令和3年(2021年)12月号 21ページ ---------- 保健センターだより 404号 ---------- 中播磨健康福祉事務所からお知らせ 体の調子がおかしいと感じたら早めの受診を ○早めにかかりつけ医を受診しましょう  日曜や祝日、年末年始は、休診する医療機関も多いため、お子さんやご家族の様子が「いつもと違うな」「体調が悪そう」と感じたら、早めにかかりつけ医や近隣の医療機関の受診を心がけましょう。 ○子どもの“急な病気”で困ったときは、下記の電話相談をご利用ください。 看護師等が医療機関への受診の必要性や応急手当の方法など、アドバイスします。  休日・夜間にお子さんの急な病気で医療機関を受診すべきか悩んだときは、お気軽にご 相談ください。 兵庫県子ども医療電話相談  電話♯8000 ダイヤル回線、IP電話でかける場合は、電話078-304-8899(ははきゅうきゅう) 受付時間 月曜日から土曜日の午後6時から翌朝8時まで。日曜、祝日、12月29日から1月3日は、午前8時から翌朝8時まで受付。 播磨姫路小児救急医療電話相談(姫路市救急医療電話相談(小児科)) 電話079-292-4874(ふくつう しんぱいなし) 受付時間 月曜日から土曜日の午後8時から午前0時まで。日曜、祝日、8月15日、12月31日から1月3日までは、午前9時から午後6時、午後8時から午前0時まで受付。 問い合わせ先 中播磨健康福祉事務所企画課 電話079-281-9207、ファックス079-224-3037 ---------- 保健センター12月定例行事予定 一般健康相談 13日(月曜日)午前9時30分から11時まで 対象 一般希望者 母子健康手帳交付 月曜日から土曜日 午前8時30分から午後5時15分まで 対象 妊婦 すくすく相談 13日(月曜日)午前10時30分から11時30分まで 対象 乳児希望者 すくすく相談 13日(月曜日)午後1時30分から3時まで 対象 幼児希望者 3か月児健診 22日(水曜日)午後1時15分から45分まで 対象 令和3年8月生まれの乳児 4か月児健診 21日(火曜日)午後1時15分から45分まで 対象 令和3年7月生まれの乳児 7か月児のまんまクラブ 8日(水曜日)午前9時45分から10時まで 対象 令和3年4月生まれの乳児 10か月児のあばばクラブ 22日(水曜日)午前9時45分から10時まで 対象 令和3年1月生まれの乳児 1歳お誕生相談 13日(月曜日)午前9時30分から10時まで 対象 令和2年11月生まれの乳児 3歳児健診 15日(水曜日)午後1時15分から午後1時45分まで 対象 平成30年8・9月生まれの幼児 ---------- 第46回 町のせんせい『健康ひとことコラム』 「夜間頻尿」むらかみ泌尿器科クリニック むらかみ たかのり 写真=むらかみたかのり先生 夜間頻尿とは、夜寝ている間に排尿のために1回以上起きる事をいいます。夜間の排尿の回数が2回以上になった場合には、生活の質に影響をおよぼしてきます。夜間頻尿は睡眠障害の原因になったり、高齢者では夜間排尿時の転倒による骨折のリスクなどもあり、健康で長生きをする妨げにもなります。  夜間頻尿の原因としては@夜間の尿量が多い夜間多尿、A膀胱にたまる尿量が減少する蓄尿障害、B睡眠障害などがあります。夜間多尿の原因としては、水分の摂りすぎ、高血圧、心疾患、糖尿病、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群など多岐にわたっています。脳梗塞や心筋梗塞の予防のために水分を過剰にとられている場合がありますが、適度な水分補給にとどめる事が重要です。  また、夜間頻尿の改善には、生活習慣の見直しも必要です。眠る直前の飲水は控える。眠る3から4時間前は利尿作用のあるカフェインの入った珈琲、紅茶、日本茶、アルコールなどを控える。夕方にウォーキングなどの軽い運動をする。昼寝をする場合は午後3時くらいまでの間の30分間にとどめる。規則正しい就寝、起床、食事時間を心がけることなどがよいとされています。  膀胱にたまる尿量が減少する蓄尿障害では、膀胱の緊張を和らげるお薬で治療します。睡眠障害による夜間頻尿は、眠りが浅くすぐに目が覚めてしまうために、目が覚めるごとに気になってトイレに行くものをいいます。睡眠薬の内服が有効な場合もありますが、高齢者では転倒などの危険性もあり、睡眠薬の内服には慎重を要します。よく眠れるような環境の整備や、規則正しい生活、生活リズムの改善なども重要です。  夜間頻尿の治療は、お薬だけに頼るのではなく、生活習慣の改善が非常に重要です。夜間頻尿を改善してより良い人生を送りましょう。