広報ふくさき 令和4年(2022年)9月号 8ページ ---------- 生活科学センターだより 電気の契約切り替えトラブル 〔事例〕 電気代が安くなるのでプランを変更しませんか?と自宅に来た事業者に勧誘され、検針票を見せて、変更の書類にサインをした。後に来た請求書を見ると、以前より高額になっていて驚いた。しかもプランの変更ではなく、知らない事業者と契約したことになっていた。解約しようと連絡したところ、違約金が発生すると言われた。払わないといけないか。 〔処理〕  正式な契約書にサインし、クーリング・オフ期間が過ぎていれば、解約の際は違約金の支払いは免れない。契約時に強引に勧められたり、不実のことを言われた場合は取消の交渉もできる場合があるが、そういった事実が認められないということで、契約期間中の電気料金と違約金を支払わなければ解約することができなかった。 〔アドバイス〕 ●電気の契約を切り替えると、電気代が安くなると勧誘されても、料金プランや算定方法などをしっかり説明してもらい、自分に合っているかよく検討することが大切です。各家庭の人数、使い方によって、必ずしも安くなるとは限りません。 ●大手電力会社などを名乗るケースが見られます。実際の契約先はどこになるのか、事業者名や連絡先をよく確認しましょう。 ●電力会社等は、検針票に記載されている顧客番号や供給地点特定番号などにより契約を行っています。記載情報をもとに勝手に契約を切り替えられるケースもあるため、安易に教えないよう、サインをするときは記載された事項をよく読みましょう。 ●電力小売自由化によって「市場価格連動型」と呼ばれるプランが登場し、「市場価格が低ければ電気料金も安くなる」ということを前面に出し勧誘をされる場合があります。価格が連動するということは、市場価格が上がれば、電気料金も上がるというリスクを含んでいます。原油価格の高騰などの影響を受け、電気料金が高くなる可能性があります。複雑なしくみでわからない場合は、すぐに契約せずに、よく調べて理解してから契約するようにしましょう。 ●クーリング・オフができる場合もあります。困ったときは、神崎郡消費生活中核センターか、消費者ホットライン188に相談しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 店舗・事業所のみなさんへ 特定計量器(はかり)の定期検査について 取引又は証明に使用する「はかり」は、計量法により2年に1回の定期検査が義務づけられています。 検査実施日 10月11日(火曜日)から14日(金曜日) 検査実施場所 計量器を使用している店舗、事業所等へ訪問して実施します。 その他 ●検査には条例で定める手数料が必要です。 ●トラックスケール等の大型はかりは、この実施期日とは別の期日を個々の受験者に通知した上で検査を実施します。 検査実施機関(問い合わせ先)社団法人兵庫県計量協会 電話078−974−6033 ---------- くらしのゼミナール つまみ細工 ブローチづくり教室 要申込  人や社会、環境などに配慮した消費行動のひとつとして、資源の再活用があります。  お家にある布を使って、つまみ細工の素敵なブローチをつくりませんか? 日時 10月22日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分 会場 生活科学センター 講義室 講師 山下 美紀 さん 定員 10人(定員になり次第締切) 参加費 500円 申込期間 9月21日(水曜日)〜10月5日(水曜日) 持ち物 はさみ、ものさし、目打ち、ピンセット、おしぼり ※ブローチの布地や接着剤などはこちらで準備しています。 申し込み・問い合わせ先 生活科学センター(電話22−2939/月曜定休)