広報ふくさき 令和5年(2023年)4月号 14ページ ---------- 農業委員会だより。 下限面積要件が廃止され農地取得の要件が緩和されました 農地を売買、贈与、貸借する場合には、農地法第3条の規定に基づく農業委員会の許可が必要です。  許可の要件の一つに、許可後の譲受人の耕作面積が下限面積に達しなければ許可することができないという規定があり、福崎町では以下のとおりに下限面積(別段面積)を定めていました(下限面積要件)。4月以降、農地法が改正され、下限面積要件がなくなりました。  令和5年3月までの加減面積は、町内全域3,000平方メートル(3反)から、農業委員会が指定した農地に限り、空家バンクに登録されている家に付随する農地を取得する場合と、農業委員会が指定した農地に限り地縁者住宅を建てる際、分筆等により残存した農地を取得する場合は1平方メートルからとされていましたが、令和5年4月からはいずれも廃止されます。  下限面積以外の農地の権利取得に必要な要件については、継続となります。 令和5年4月1日以降の許可要件は、全部効率利用要件として、申請地を含め、所有している農地または借りている農地のすべてを効率的に耕作すること。 常時従事要件として、申請者または世帯員等が農作業に概ね150日以上従事すること。調和要件として、申請農地の周辺の農地利用に悪影響を与えないこと、となります。  農地の権利取得時に必要なその他の要件は変更がないため、以下のような場合は許可できません。  〇農地の一部のみで耕作を行う場合  〇資産保有目的・投機目的等で農地を取得しようとしているものと考えられる場合等 問い合わせ先 農業委員会事務局(農林振興課内)(内線314・315) ---------- 巡回展 銀の馬車道 鉱石の道 ― 播但貫く近代化産業遺産  日本遺産「銀の馬車道鉱石の道」の歴史や沿線地域の魅力を紹介する特別展示を県内3か所の施設で開催します。記念講演会や物産販売、ミニライブなども行います。 神戸会場は、4月22日(土曜日)から6月25日(日曜日)まで。県立兵庫津ミュージアム「ひょうごはじまり館」2階企画展示室で開催されます。観覧料は、大人300円、大学生200円、高校生以下無料です。県立兵庫津ミュージアム(電話078−651−1868)までお問い合わせください。 朝来会場は、7月1日(土曜日)から8月6日(日曜日)まで。朝来市埋蔵文化財センター「古代あさご館」特別展示室で開催されます。観覧無料です。銀の馬車道ネットワーク協議会(電話079−281−9059)までお問い合わせください。 姫路会場は、8月19日(土曜日)から10月1日(日曜日)まで。県立歴史博物館コレクションギャラリーで開催されます。観覧無料です。銀の馬車道ネットワーク協議会(電話079−281−9059)までお問い合わせください。 主催 県立兵庫津ミュージアム、県立歴史博物館、朝来市埋蔵文化財センター、銀の馬車道ネットワーク協議会 共催 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会、鉱石の道推進協議会