広報ふくさき 令和5年(2023年)5月号 4ページ ---------- 町長コラム 福崎町長 おさき よしはる 二期目にあたって  4月の町長選挙において再選させていただきました。大変うれしく思うと同時に、責任の重さを痛感しています。選挙で選ぶという選択肢が町民の皆様になかったことは残念に思いますが、これまで以上に皆様の声に耳を傾け、町政を前に進めていきますので、よろしくお願いいたします。  まず、公平・公正で誠実な町政を進めていくことをお約束します。住民の皆様と信頼のまちづくりを進めるためには、最も重要だと思うからです。  これまでの4年間を振り返って、わが町の大きな課題は人口減少、少子・高齢化だと考えます。「第5次総合計画」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿って対応してきましたが、人口減少が顕著になってきました。  人口対策に特効薬はありませんが、町の特色を生かし、町の魅力を高めて、福崎町に住んでみたい、福崎町で子育てがしたいと思っていただけるまちづくりを進めることに尽きると思っています。  福崎町の観光入込客数は、池から飛び出す河童のガジロウが誕生する前は、年間25万人でしたが、令和4年度は過去最高の60万人を突破しました。ガジロウに加えて、妖怪ベンチや文珠荘のリニューアル、観光交流センターや大庄屋三木家住宅のホテルとしての活用、特産品もち麦を使った商品の人気上昇などの効果が表れていると思います。その他にも優れた自然や文化財がわが町にはたくさんあります。これらを活用して、交流人口、関係人口を増やし「活力にあふれ 風格のある 住みよいまち」を皆様との参画と協働で築きたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 写真=2期目初登庁で職員に迎えられるおさき町長 ---------- 人権擁護委員に法務大臣感謝状 4月20日、神戸地方法務局姫路支局で、人権擁護委員として活躍された ないとう せいいち さんへの法務大臣感謝状伝達式が行われました。  ないとうさんは6年間在任し、任期満了により退任されました。感謝状は、長きにわたり尽力された功績に対して贈られたものです。 人権擁護委員の委嘱 人権擁護委員は、地域のみなさんからの相談を受けたり人権について関心を持ってもらえるよう啓発活動を行うなど、幅広い活動をされています。  4月1日付けで、よしだ かずし さん(田原地区)が新しく法務大臣から委嘱されました。任期は3年です。よろしくお願いいたします。 (住民生活課) ---------- じんしゃくじほんどう 町指定文化財に指定 令和5年3月23日付で、じんしゃくじほんどうが福崎町指定文化財(有形文化財建造物)に指定されました。今回の指定により、町指定文化財は35件となりました。  じんしゃくじは播磨天台六箇寺の一つに数えられる古刹です。本堂は正面ごけん、側面しちけんで、正面にいっけんのこうはいをつけ、背面にうしろどが軒下に張り出してついている、本瓦葺きのいりもやづくりです。建築年代については、むねふだや文書資料などから確認することはできないものの、建築様式からじでんのとおりてんしょう15年(1587)と考えられます。  かこうの特徴や地元大工の特徴的な意匠をもつなど、優秀な中世仏堂形式の仏堂であり、町内に現存する最も古い大規模仏堂として貴重な文化財です。 (社会教育課) じんしゃくじほんどう 1棟 時代 てんしょう15年(1587)寺伝 所在地 福崎町東田原1891 所有者 じんしゃくじ