広報ふくさき 令和5年(2023年)6月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 「暮らしのレスキューサービス」に注意! トイレ修理、水漏れ修理、鍵の修理、害虫(蜂・ゴキブリ・ネズミ・コウモリなど)の駆除等、日常生活でのトラブルの対処に専門的な技術や、知識が必要な場合、消費者自身で対処することが難しく、専門の業者に依頼することがあります。一方で全国の消費者センターには、暮らしのレスキューサービスに関する相談が寄せられています 事例1  トイレが詰まったので、インターネットで検索し「基本料金1000円.」と格安の表示をしている事業者に来てもらった。最初の作業では改善せず、次々作業が必要と言われ、最終的に高額な請求をされた。 事例2  帰宅した際、鍵を紛失したことに気付き、インターネットで検索した事業者に電話をしたところ、「1万4千円位だ」と言われたので依頼した。自宅に来た作業員から「特殊な鍵なので5万円かかる」と言われた。仕方なく支払ったが、別の業者に聞くと2万円ほどでできると言われた。 高額すぎるのではないかといったが、巣が大きく危険な作業をしたので支払ってもらわないと困るというので支払った。 【アドバイス】 (1)広告の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしないようにしましょう。現場の状況次第では、必ずしも広告の表示や電話での説明どおりの料金で依頼できるとは限りません。 (2)契約する場合は複数社から見積もりを取り、サービス内容や料金を十分に検討しましょう。また、見積もりにあたって料金が発生するのか、キャンセル時にキャンセル料が発生するかなど事業者に確認しましょう。 (3)緊急を要するトラブル発生に備え、事前に情報を収集しましょう。緊急を要するトラブルが発生した際は、焦って冷静な判断ができなかったり、事業者から見積もりを取る時間がなかったりする場合があるため、安心して修理を依頼 できる事業者について事前に 情報を集めておきましょう。 (4)料金やサービス内容に納得できない場合は、きっぱり断りましょう。契約を急がされても、いったん冷静になり料金やサービス内容を確認し、納得できない場合は、その場で契約しないようにしましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977  秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 特殊詐欺の相談件数が急増しています! ◆令和4年 兵庫県内における特殊詐欺の被害件数  1,074件(被害額18億1,000万円(1日につき約490万円) ◆令和4年 神崎郡内における特殊詐欺の相談件数  36件(令和5年1月から4月上旬 29件) ◆犯行の主な手口 ・有料サイトの料金未払いやウイルスに感染したパソコンの復旧作業費用を請求する架空料金請求詐欺 ・役場職員をかたって、税金の還付金があるとATMコーナーに誘導し、犯人の口座へ振り込ませる還付金詐欺 ■知らない番号からの着信はすぐに応答せず、留守番電話で対応し、相手先や要件を確認してから電話を取るようにしてください。 ■知らない人や役場職員を名乗る人からお金の話が出たときは、まず警察や家族、友人に相談してください。 (福崎警察署・住民生活課)