広報ふくさき 令和5年(2023年)10月号 11ページ ---------- 生活科学センターだより 緊急ロードサービスで高額請求 自動車やバイクのバッテリーが上がってしまったり、突然のパンク、溝への脱輪などのトラブルが起きると慌ててしまいます。こんな時に利用できるサービスを緊急ロードサービスと言います。最近、インターネットで検索したロードサービス業者に依頼したところ、高額な費用を請求された等の相談が昨年度は前年度に比べ3.3倍に急増しています。当センターでも同様の相談を受けています。  契約当事者は20から30歳代が多く、自動車のトラブルになれていない消費者が慌ててインターネットを検索し、ロードサービス業者に依頼しているケースが多いと考えられます。 【事例】 ◇自宅に置いていた自動車のバッテリーが上がってしまった。ネットでロードサービス業者を検索し、「バッテリー上がり基本料金3500円」と表示されていた業者に依頼した。作業後事前説明のない「緊急対応費」や「祝日対応費」を加算され約7万円支払った。    (30代女性) ◇外出先で自動車がパンクしたため、ネットで検索し「タイヤパンク3000円から」と広告に表示されていた業者に連絡した。作業後レッカー移動、タイヤ購入、交換費で約15万円請求された。費用を任意加入している損害保険会社に請求できると業者から言われたから頼んだのに保険では認められなかった。(30代男性) 自動車の故障等が発生すると、消費者自身で原因を調べたり、修理することは難しく、ロードサービス業者の説明や作業内容に問題がないかを判断することは困難です。 【消費者へのアドバイス】 @ネット検索で上位に表示される業者が優良だとは限りません。検索すると、業者のサイトがずらりと表示されますが、タイトルの上部に「スポンサー」の文字があるものはリスティング広告と呼ばれ、検索ワードに連動して表示される広告です。 Aネットの表示料金をうのみにしないようにしましょう。実際にはさまざまな追加料金を請求される場合があります。 また、キャンセル料が発生するか等について確認しましょう。 B自動車の故障等が生じた場合は、まずは契約している損害保険会社や保険代理店に問い合わせましょう。  緊急を要するトラブルが発生した際は、焦って冷静な判断ができない場合があります。任意加入の自動車保険の多くには、ロードサービスが付帯されていますので、パンクやバッテリー上がり、故障なども利用できる場合があります。 C請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求めましょう。 D消費者が事業者の訪問を求めた場合、基本的にはクーリングオフはできませんが、事前に聞いていた金額と実際の請求額に相当な開きがある場合などは、クーリングオフができることがあります。諦めずに消費生活センターにご相談ください。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 10月マイナンバーマイナンバーカード休日受付窓口を開設します 事前に電話予約をお願いします 日時 29日(土曜日)午前9時から正午 場所 住民生活課 電話0790−22−0560(内線371) 問い合わせ先 住民生活課 町民窓口係(内線371)