広報ふくさき 令和5年(2023年)11月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 地域の見守りで高齢者の消費者被害を防ぎましょう  近年、高齢者の消費者トラブルが多く発生しています。高齢者のトラブルは本人が被害にあっていることに気づかないことも多く、家族や地域の人たちのちょっとした気づきがトラブル防止に繋がります。  そのためには、高齢者の消費者トラブルの特徴やだましの手口を知っておくとともに、高齢者の心理を理解しておくことも必要です。 《高齢者の消費者トラブルの特徴》 @孤独を狙われる  一人暮らしの場合、優しい言葉で語りかけてくれる販売員のことを「親切な人だ」と感じ、家に招き入れてしまいます。 Aお金の不安につけ込まれる  老後のお金に不安がある高齢者は、販売員の「安くなる」「必ず儲かる」といううたい文句を信じ、契約をしてしまいます。 B健康への不安を利用される  高齢者が抱える健康不安につけ込まれ「痛みが治る」「血圧が下がる」などと言われて、高額な商品を購入させられてしまいます。 《そのほかの特徴》 @被害にあったことに気づかない  販売員を信用している場合は、まさか「自分がだまされている」とは思わない場合もあります。 A複数の被害にあっている  悪質業者は「だましやすい人」と判断すると、あの手この手で次々と契約を迫って来ます。 B被害金額が高額  高齢者の老後の為の貯金を狙い、言葉巧みに不当に高い商品を売りつけてきます。 C高齢者の誇りが相談を阻む  たとえ被害にあったとわかっても、「だまされた自分が悪い」と自らを責め、人に迷惑をかけないようにと、誰にも相談せずに家族にも隠すケースがあります。 《家族や地域の人たちの注意点》 【一緒に暮らしていて】 ■家族が知らない荷物や郵便物が頻繁に届くようになった ■入金を督促する請求書が届いている 【家を訪ねた時に】 ■販売員や宅配業者などの来客や、電話が頻繁にある。 ■同じような商品が必要以上にある ■不自然なリフォーム工事がしてある 【会話をしているときに】 ■急に親しい人ができたようだ ■特定の話題に、急に詳しくなった ■羽振りのいい話が多くなった ■お金に困っている様子が見られる 【地域で見かけたときに】 ■見慣れない人がよく出入りしている ■外出が急に増えたようだ ■見かけない車が頻繁に止まっている ■業態の分からない店や会場に頻繁に出入りしている  高齢者のささいな変化に気づくためにも、身近な高齢者と日頃から挨拶を交わすなどコミュニケーションをはかり、信頼関係を築いておきましょう。そして、高齢者の変化に気づいたら、声をかけ、話を聞きましょう。消費者トラブルと思われる場合は、消費生活センターへ相談を勧めましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 11月 マイナンバーカード休日受付窓口を開設します  平日の昼間にカードの申請や受け取りに来庁することが困難な人のために、休日窓口を開設します。 事前に電話予約をお願いします 日時 25日(土曜日) 午前9時から正午 場所 住民生活課 電話0790−22−0560(内線371) 問い合わせ先 住民生活課 町民窓口係(内線371)