広報ふくさき 令和5年(2023年)12月号 6ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- アイマスク体けん 高岡小学校3年 ふじもり らいや  七月に、アイマスク体けんをしました。はじめてのことなので、とてもわくわくしました。 まず、目がふ自由な人のことについてのお話を聞きました。目が見えないといっても、人によっててい度がちがうことにおどろきました。 次に、目がふ自由な人が持っている「ぼう」の名前を教えてもらいました。「白じょう」と言うらしいです。はじめて持った時に、こんなつえがどんな役に立つんだろう、と思いました。その白じょうを持って、アイマスクをつけていろいろなコーナーに行って体けんをしました。ぼくは、さいしょにほじょをしました。ペアの友だちに、 「次はあっちに行こか。」 と言っても、ぜんぜんつたわらなくてこまっていると、 「もっと細かく教えてあげないと分からないよ。」 と、先生が教えてくれました。 なので、 「次は、右のかんがおいてある所に行くで。」 と言うと、 「分かった。」 と言ってくれました。つたわって、ほっとしました。動き始めると、 「すごくこわいけど、白じょうが目の代わりになる。」 と言っていました。そこで、白じょうの大切さを知りました。かんのコーナーに着くと、目が見えないじょうたいで、ジュースとお酒に分けました。  今度は、ぼくが体けんする番になりました。やってみると、かんの横についているつぶつぶで分ける、ということがすぐに分かったので、思っていたよりかんたんでした。それに、目が見えないと、指先がびん感になったような気がしました。かいだんを上がるコーナーでは、こわすぎて足がぜんぜん動きませんでした。今まで、ぼくはすごく目にたよっていたんだな、ということを感じました。アイマスクをしたじょうたいでは、おり紙もおれないし、じゃんけんもできないし、本も読めませんでした。でも、友だちがほじょをしてくれるおかげで、なんとか全部できました。  ぼくは、目が見えなくてこわいという気持ちや、手助けをするむずかしさをはじめて感じました。なので、このことをわすれないようにしようと思いました。そして、いつか白じょうを持った人がこまっていたら、ぼくがそっと手助けをしたいです。 ---------- 自分らしさ 〜わたしがわたしでいられるように〜 田原小学校6年 はにおか まよ  わたしは、道徳の時間に「自分らしさ」について勉強しました。授業を受けて、男だから、女だからと決めつけるのではなく、自分の好きなものや好きなことに自信を持てるようにすればいいと思いました。でも、一人一人が自信を持って自分らしさを出すためには、周りの人たちも一人一人の個性をありのままに認め合う心を持つことが大切です。  わたし自身も、小学校二年生から四年生のころは、シンプルなものが大好きでした。でも、今はなんとアンパンマンが大好きです。そして、そのことをはずかしいと思ったことはありません。自分がアンパンマンのものを持っていたり、身につけたりしていると、とてもうれしくて、うきうきした気持ちになります。  アンパンマンといえば、小さい子たちの好きなキャラクターというイメージですが、アンパンマンのものを持っていたり、身につけていたりするわたしに対して、友だちもばかにすることなく、逆に、 「かわいいね。」 と、声をかけてくれるので、とてもうれしい気持ちになります。そうすると、もっとアンパンマンのものがほしいなと思います。  自分らしさって、他の人とちがっていて、簡単なようでとっても勇気のいることかもしれません。でも、自分らしくいることは、自分もハッピーな気持ちになります。それに、自分が思っているより周りの人たちは何も思っていないし、何なら、すてきだなと思ってくれているかもしれません。そうすると、自分らしくいることがほこりに思うこともできます。  自分らしくあること、人とちがうことへの心のかべも、意外と世間の勝手なイメージや思い込みなのかもしれません。 ---------- ポスター作品 福崎小学校3年 にしむら かなと 八千種小学校1年 いわもと つむぎ 福崎西中学校3年 とよくに ゆうか 福崎東中学校3年 さじ まあや ---------- 人権標語 あなたのこと 決められるのは あなただけ 福崎小学校6年 くすだ ゆい あいさつは こころのおくまで あたためる 田原小学校6年 たに そうじろう やめようよ 相手のいやがる チクチク言葉 八千種小学校4年 なんば ひまり 一言で みんなの空気が 曇るんだ 福崎西中学校1年 こばやし はると