広報ふくさき 令和6年(2024年)3月号 6ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- 人権作文 大きな声えん 八千種小学校3年 なかつか あさひ  野きゅうを習っているぼくは、六年生ばっかりが出るしあいに、はじめてバッターとして出ました。すごくきんちょうしました。バッターボックスに立つと、六年生のおうえんが聞こえてきました。空ぶりのときは、 「ナイススイング。」 と聞こえました。けっきょくファールボールしか当てられず、三しんでした。すごくくやしかったけど、ベンチに帰ると、 「次うとうな。」 「ナイススイング。」 と言われました。はげまされてうれしかったし、次はがんばろうと思いました。そして、六年生がバッターのとき、はげまされた分、大きい声でおうえんしようと思って、 「ワンヒットー。」 とさけびました。すると、カキンと当たりました。やっぱり六年生はすごいなと思いました。ぼくもヒットやホームランをうちたいと思いました。  もう一度ぼくのバッターとしての出番がきたとき、ぜったいうちたいと強く思っていました。このときも、ぼくをおうえんする声がたくさん聞こえてきました。今度こそみんなのおうえんにこたえたいと思って思いきりバットをふると、ヒットがうてました。ぼくにとってはじめてのヒットでした。みんなが、 「ナイス。」 「ナイスバッティング。」 とたくさん声をかけてくれてうれしかったです。  このできごとは一生わすれたくありません。ぼくは、おうえんされることでやる気が出たり、うてる自しんがわいてきたりしました。おうえんには、おうえんされた人にがんばるパワーをあたえたり、はげましたりする力があると感じました。だから、ぼくはこれからもチームや友だち、いろんな人をおうえんしていきたいです。 --------- 外国への偏見がある本当の理由 福崎西中学校2年 しんざいけ えりか  私は三年ほど前に韓国へ旅行に行きました。私は、初めて海外旅行に行けるから、とても楽しみにしていました。韓国はどんな場所なのか、とても気になっていました。  そして、韓国の空港に着きました。無事に着けたのはよかったのですが、全て韓国語なので、空港の出方が分かりませんでした。すごく困っていたら、韓国の人がジェスチャーで出口を教えてくれました。私はその時、とても温かい気持ちになりました。そのほかにも、ソウルなどの都市へ行ったら、たくさんの人がチラシ配りをしていて、相手が喜ぶ言葉を多くの人にかけていました。私は、そのことで韓国は「とても良い国なんだな」と感じました。  私はそのことがきっかけで「また、韓国に行きたいな」と思いました。ですがある日、私は「日韓関係」というサイトを見ました。私は、気になってそのサイトを見てみました。すると、現在の日本と韓国の関係についての意識調査の結果が掲載されており、両国の関係が、「良好だと思う」が二一%、「良好だと思わない」が七六%、というふうに書いてありました。私は、これを見て、なぜ日本の人は韓国を「良い」と思わないんだろうと思いました。  なので、もう少しくわしく調べました。すると、元々日本人は韓国に悪い印象をもっていませんでした。第二次世界大戦が始まり、日本は敗戦。その後、時を経て日本は韓国に対する態度が2012年頃に急激に悪化したということがのっていました。  そこで、私は逆に韓国は日本に対してどう思っているのかを調べることにしました。すると、韓国では日本製品不買運動というのを行っていました。不買運動とは、韓国で日本製品を買わないことを呼びかける運動です。私はこのことを知って、「じゃあなぜ韓国に行った時、韓国の人は良くしてくれたんだろう」と不思議になりました。  私はこれを見て、日本の人や韓国の人全員が韓国をきらっていたり、日本をきらっていたりするわけではないと思いました。これは、両国間の歴史上の課題が解決していないことが原因だと思います。だから、結局国どうしが自己中心なだけだと思います。そしてお互いの国同士が思いやることが大切だと思います。  今、K−POPがとても話題ですが、K−POPの中でも、日本人のK−POPの人が、事務所から差別を受けていたりします。でも、それは事務所が勝手に差別をしているだけであって、同じグループの人も日本の人をいじめていたり、きらっているわけではありません。だから、私はこういうこともなくせるように、日本と韓国がお互いを信頼し合うことが大切だと思います。しかも、日本も韓国も両方とてもすてきな国なので、私たち自身も悪い印象だけでなく、良い印象も持つべきです。だから、国にばかりに影響されず、自分たちの意見を持つべきです。  私も韓国がきらいなわけではないので、国がどれだけ何を言おうと私は好きなままでいたいなと思いました。日本や韓国以外の国でも偏見などの悪い印象を持っている国があれば、国をきらわず、国の良い所を探すことも必要だと思います。世界には魅力的で素敵な国がたくさんあります。偏見ばかりにとらわれず自分の意見を持って生きていくべきだなと思いました --------- ポスター作品 福崎東中学校3年 たなか ゆな 福崎小学校5年 ひの みいな 田原小学校5年 きしだ こうき 高岡小学校2年 みき りあ ---------- 人権標語 友だちの えがおが見たい まもりたい  福崎小学校2年 まつもと ゆりこ どう見える? いじめをしている 自分のすがた  田原小学校4年 さかもと あらた 心の輪 みんなで広げる 大きな輪  福崎西中学校1年 まえだ えいしん 認め合おう 一人一人の 色がある 福崎東中学校1年 ふじおか いろは