広報ふくさき 令和6年(2024年)4月号 23ページ ---------- 保健センターだより 432号 2ページ目 ---------- 産婦健康診査費用を助成します  令和6年4月1日から、産婦健康診査費用の助成を行います。出産後の心身の回復や授乳状況などお母さんの健康状態を確認する大切な健診です。 助成対象は、令和6年4月1日以降に受けた産婦健康診査で、 助成額は、産婦1人につき上限5,000円かける2回です。  出産予定日が令和6年4月1日以降の人には助成券を郵送します。令和6年4月1日以降に健診を受診し、助成券をお持ちでない人は償還払いとなります。福崎町保健センター窓口にお越しください。(償還払いに必要なもの:領収書、印鑑、振り込み口座が分かるもの) ---------- 令和6年度 町ぐるみ健診意向調査票兼申込書はもう提出されましたか。  意向調査票兼申込書は、ピンク色の封筒で世帯主宛に郵送しています。お早めの提出をお願いします。  書類は保健センター窓口においているほか、町ホームページからもダウンロードできます。 ※健(検)診は必ず事前の申し込みが必要です ---------- 保健センター4月定例行事予定(場所)保健センター。 一般健康相談、8日(月曜日)、午前9時30分から11時まで、対象 一般希望者。 母子健康手帳交付、月曜日から土曜日、午前8時30分から午後5時15分まで、対象 妊婦。 すくすく相談、8日(月曜日)、午前10時30分から11時30分まで、対象 乳児希望者。 すくすく相談、8日(月曜日)、午後1時30分から3時まで、対象 幼児希望者。 3か月児健診、24日(水曜日)、午後1時15分から45分まで、対象 令和6年1月生まれの乳児。 4か月児健診、16日(火曜日)、午後1時15分から45分まで、対象 令和5年12月生まれの乳児。 7か月児のまんまクラブ、10日(水曜日)、午前9時45分から10時まで、対象 令和5年9月生まれの乳児。 10か月児のあばばクラブ、24日(水曜日)、午前9時45分から10時まで、対象 令和5年6月生まれの乳児。 1歳お誕生相談、8日(月曜日)、午前9時30分から10時まで、対象 令和5年4月生まれの乳児。 3歳児健診、17日(水曜日)、午後1時15分から45分まで、対象 令和2年12月、令和令和3年1月生まれの幼児。 ---------- 予防接種 *ヒブ・小児用肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・四種混合・水痘(水ぼうそう)・日本脳炎・二種混合の予防接種は、接種間隔に気をつけましょう。 *麻しん風しん混合(MR)予防接種は、接種期間が1年間です。忘れず早めに接種しましょう。 1期(1歳から2歳の間)2期(就学前1年の幼児) *予防接種は、事前に医療機関へ電話予約してから受けましょう。 ---------- 町のせんせい『健康ひとことコラム』第59回。 「生活習慣と健康」マサキ・さくらい診療所 さくらい としはる 先生。  春は心地よく、思い出の詰まった季節です。この季節になるといつも大学時代を思い出します。京都大学に入学し人生初めての一人暮らしは、京間6畳の簡素な空間で始まりました。卒業の年にはシルクロードをたどる身一つの旅をしました。黄砂のため火星のように赤く立ち込める曇天に圧倒され、逃せば次はいつ来るかわからない長距離列車の切符を友人のくじ運で勝ち取ったときの高揚感、懐かしい人生の一ページです。  今回は生活習慣病についてお話しします。たばこ、運動、食事など生活習慣は多くの病気と関連しています。血糖、血圧、コレステロールが高くなる病気(糖尿病、高血圧、脂質異常症)は生活習慣病といわれ、60歳代で患者さんの数はピークに達します。近年、より若い患者さんが増えており、子供の時からの脂肪の多い食事摂取や運動不足が影響していると考えられています。  生活習慣病は症状がないことが多く、診療所を受診してはじめて病気がわかる場合があります。症状がないのに、治療する必要があるのでしょうか?血糖、血圧、コレステロールが高い状態が長い間続くと、血管の炎症が原因でその内腔がせまくなり血流が悪くなることで、脳梗塞や心臓、腎臓の病気になりやすくなります。大きな病気を予防するためには、症状がなくても、生活習慣病は治療する必要があります。  医学の進歩は著しく、生活習慣病の新しい治療薬が登場しています。1週間に1回の糖尿病注射薬(GLP−1作動薬)は、糖尿病だけでなく、心臓、腎臓、肝臓の病気も同時に治療できる可能性があります。多くの薬の中から、患者さん一人ひとりに適した、より安全な治療を選んでいくことが大切です。是非ご相談ください。