広報ふくさき 令和6年(2024年)4月号 9ページ ---------- 生活科学センターだより スポーツジム等の契約トラブルにあわないために 契約・解約時に確認したいポイント  スポーツジムやフィットネスクラブ、パーソナルジム、ヨガ教室等(以下「スポーツジム等」という。)に関するトラブルについて、全国の消費生活センター等に相談が寄せられています。  最近では、従来のスポーツジム等に関する相談に加え、店舗でスタッフやトレーナーと対面することのない無人のスポーツジムやオンラインレッスン等新しいサービスに関する相談も増えてきています。 【事例1】  ヨガ教室の無料体験に行った。体験後、2か月は無料で、その後月額1万円の契約を勧められた。途中解約の場合は2万5千円の違約金がかかると説明があり、契約した。帰宅後、月額1万円は支払えないと思い解約を伝えたところ、開始前でも違約金を請求された。 【事例2】  フィットネスクラブの体験キャンペーンの広告を見て出向いた。2か月間の体験後、3か月目からは1万8千円の料金になるプランを申し込んだ。1か月通ったが、自分に合わなかったので解約を申し出て承諾された。しかし、その後も毎月1万8千円引き落とされていた。店に確認すると解約時書面での申出が必要とわかった。 【事例3】  オンラインヨガ教室の無料お試しキャンペーンに申し込んだところ、キャンペーン期間終了後は自動的に通常プランに更新され、月会費が引き落とされていた。無料登録のつもりだったので返金してほしい。 【事例4】  入会特典商品が付いている格安の無人スポーツジムに入会した。しかし2から3か月たっても商品が受け取れず、広告に掲示されていた器材の設置がないなど不安に思い解約しよう思った。ネットで解約手続きが案内されていたので、指示通りスマートフォンを操作したが、途中で先に進めない。事業者に電話をしてもつながらず、店舗にスタッフがいないので直接聞くこともできず、解約手続きができない。  このように、解約に違約金が発生したり、口頭で解約を伝えても正式に解約できない場合や、お試しプランの終了後に契約が自動更新されたり、無人のスポーツジムやオンラインレッスンについて解約等の手続や問い合わせがしたくても連絡が取れない等のトラブルがあります。 消費者へのアドバイス (1)契約する前に以下の点に気を付けましょう。 ★解約時(休会時・退会時)の連絡先や手続き方法、プランの期間等について確認しましょう。 ★体験やお試しプランの場合、自動更新の有無について確認しましょう。 (2)事業者と連絡が取れない場合は、複数の連絡手段で問い合わせましょう。 (3)不安に思った場合は早めに消費生活センターに相談しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977  秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。