広報ふくさき 令和6年(2024年)7月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 洗濯用パック型液体洗剤による事故に注意!  子どもが濃縮液体洗剤を水溶性フィルムに包んだ洗濯用パック型液体洗剤(以下「パック型液体洗剤」とする)を握ったりかんだりしているうちに破れてしまい、被害にあう事故が発生しています。医療機関や消費生活センター等には子どもだけではなく高齢者による事故情報も寄せられています。子どもが誤って口に入れ、嘔吐し誤嚥性肺炎等となったり、高齢者が誤って口に入れたことにより化学性肺炎等になった事例などが報告されています。 【事例1】  保護者が洗面台の掃除をしていたところ、子どもが急に泣き出した。振り返るとパック型液体洗剤を口に入れていた。相当の洗剤を飲み込んだようで、ぐったりしており、すぐに救急車を呼んだ。(10ヶ月女児) 【事例2】  パック型液体洗剤が3個くっついていた。それぞれはがそうとした途端、フィルムが破れ、中身が目に入った。(70歳代女性) 【事例3】  高齢者がパック型液体洗剤を食べ物と思い、1個を誤って食べてしまった。吐き気と嘔吐があり、救急搬送された。(70歳代男性) *パック型液体洗剤にはさまざまな成分が含まれています。中には柔軟剤や漂白剤が一体となっているものもあり、成分が身体に入ると有害な作用を引きおこす可能性があります。  パック型液体洗剤を誤って口に入れた場合、喉の痛みや嘔吐、腹痛などの症状が起こることがあります。また、嘔吐したときやむせたときに気道に入った場合は、化学性肺炎など重篤な症状になることも考えられます。口に入った場合は、水で口をよくすすぎましょう。ぶくぶくとうがいをすると泡がたち危険ですので、水を口に含んで吐き出すようにしましょう。  目に入った場合は、充血や目の痛みが起こることがあります。コンタクトレンズをしている場合は外し、目を流水でよく洗いましょう。流水がなければためた水に顔をつけ、瞬きを繰り返してよく洗い、手でこすらないようにしましょう。洗っても痛みが続く、見え方がおかしい等の異常を感じたら、医療機関を受診しましょう。 *日頃から気をつけること* @パック型液体洗剤を使用したあとは、必ずふたをしっかり閉めて、子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にしましょう。 Aパック型液体洗剤をぬらしてしまうと、洗剤同士がくっついてしまいます。剥がそうとするとフイルムが破れ危険ですので、乾いた手で扱うようにしましょう。 B飲み込んだ可能性がある場合や、目に異常を感じる場合は、商品の成分がわかるパッケージなどを持って医療機関を受診しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977  秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 7月 マイナンバーカード休日・夜間受付窓口を開設します 【事前予約制】 日時 7日(金曜日)午後5時15分から午後7時15分 14日(金曜日)午後5時15分から午後7時15分 21日(金曜日)午後5時15分から午後7時15分 22日(土曜日)午後9時から午後4時 28日(金曜日)午後5時15分から午後7時15分 住民生活課 電話0790−22−0560(内線371) 場所 平日の昼間にカードの申請や受け取りに来庁することが困難な人のために、休日・夜間窓口を開設します。