広報ふくさき 令和5年(2023年)10月号 11ページ ---------- 生活科学センターだより インターネットで依頼したロードサービスのトラブル急増!  自動車やバイクのパンク、バッテリー上がり、脱輪などが発生した際、消費者自身では対処することが難しいケースが多いため、ディーラーや修理業者、ロードサービス業者といった専門業者に依頼することが一般的です。  ところが、最近インターネットで検索した業者に依頼したところ、事前に説明のなかった高額な費用を請求された等の相談が急増しています。自動車のトラブルに慣れていない消費者があわててインターネットを検索し、ロードサービス業者に依頼しているケースが多いと思われます。 【事例@】  車のバッテリーが上がってしまい、インターネットでロードサービス業者を検索し「基本料金2,280円から、24時間、365日対応」とあったので電話をかけ依頼した。作業は10分ほど充電して終わったが、「作業費」「緊急対応費」が加算され、5万円請求された。 【事例A】  夜間に運転を誤り、道路横の側溝に脱輪してしまった。どうすれば良いのかわからず、以前から会員登録しているロードサービス会社をインターネットで検索した。一番最初に出ていた事業者をその事業者と勘違いしレッカー作業を依頼。作業後25万円を請求された。  緊急事態に直面してパニック状態になった消費者の心理を巧みに使って顧客を募る手口ですが、スマホで解決方法を調べる習慣が身についている若者に多い傾向があります。 【アドバイス】 @自動車の故障等が生じた場合は、まず契約している損害保険会社や保険代理店に問い合わせましょう。自動車保険にはロードサービスが付帯しているケースが多いので、日ごろから確認しておきましょう。 Aサイト等の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしないようにしましょう。現場の状況次第で必ずしも表示や説明どおりの料金で依頼できるとは限りません。また、事前に説明のない費用を請求されることもあります。契約前に作業内容や料金を必ず確認しましょう。また、キャンセル料についても、あらかじめ確認しておきましょう。 B請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求めましょう。事前の説明と異なり作業後の請求が高額になっていたり、直っていなかったなど料金や作業内容に納得できないときはその場で支払わないようにしましょう。 Cトラブルになったときはすぐに消費生活センターに相談しましょう。クーリング・オフができる可能性がある場合もあります。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。