広報ふくさき 令和6年(2024年)10月号 26ページ ---------- 保健センターだより 438号 ---------- インフルエンザ・新型コロナウイルス予防接種のお知らせ 65歳以上の高齢者と、1歳から中学3年生までのお子さんを対象に、当該年度に1回、インフルエンザ予防接種費用の助成を行います。インフルエンザ予防接種は、インフルエンザにかかる可能性を減らす、かかっても重症化を防ぐことが期待されています。予防接種を希望する人は、インフルエンザが流行する前の12月中旬ごろまでに接種しましょう。  また、新型コロナウイルス予防接種が定期化され、高齢者等を対象に毎年度秋冬に1回公費負担で予防接種が受けられるようになりました。 子どもインフルエンザ(任意) 助成期間 令和6年10月1日から令和7年1月31日 対象者 1歳(接種日年齢)から中学3年生まで 費用 2,000円を上限に助成、差額を負担 ※生活保護世帯のお子さんは全額助成 回数 当該年度に1回 接種方法 「子どもインフルエンザ予防接種助成金(代理受領委任払)申請書兼請求書」・予診票(裏表1枚)を郵送しています。 @町が指定する医療機関で接種する場合  申請書と予診票を提出して接種してください。支払いは、本来の接種費用から助成額2,00円を差し引いた額となります。 A指定する医療機関以外で接種する場合  接種費用の全額を支払った後、領収書等必要書類を添えて、保健センターで手続きをしてください。後日助成額2,000円を口座に振り込みます。 高齢者インフルエンザ(定期) 助成期間 令和6年10月15日から令和7年1月31日 対象者 接種日年齢65歳以上または60歳以上で心臓等に障害を有する人 費用 1,500円を負担 ただし、住民税非課税世帯・生活保護世帯は全額助成 回数 当該年度に1回 接種方法 10月中旬、対象者に予診票(水色)を発送します。 @町が指定する医療機関で接種する場合  予診票を提出して接種し、窓口で負担金1,500円を支払ってください。免除決定通知書をお持ちの方は窓口で提出してください。 A指定する医療機関以外で接種する場合  事前に保健センターで申請してください。依頼書と予診票で接種し、接種費用の全額を支払った後、保健センターに領収書等必要書類を提出してください。後日、接種費用から負担金1,500円を差し引いた額を口座に振り込みます。   注意 新型コロナワクチンを接種する前後2週間は予防接種ができません。接種日にご注意ください。 新型コロナウイルス予防接種(定期) 助成期間 令和6年10月15日から令和7年1月31日 対象者 接種日年齢65歳以上または60歳以上で心臓等に障害を有する人 費用 3,000円を負担 ただし、住民税非課税世帯・生活保護世帯は全額助成 回数 当該年度に1回 接種方法 10月中旬、対象者に予診票(黄色)を発送します。 @町が指定する医療機関で接種する場合  予診票を提出して接種し、窓口で負担金を支払ってください。免除決定通知書をお持ちの方は窓口で提出してください。 A指定する医療機関以外で接種する場合  事前に保健センターで申請してください。依頼書と予診票で接種し、接種費用の全額を支払った後、保健センターに領収書等必要書類を提出してください。後日、接種費用から負担金を差し引いた額を口座に振り込みます。   注意 新型コロナワクチンを接種する前後2週間は予防接種ができません。接種日にご注意ください。 ※町内指定医療機関は案内文書で確認してください。郡内・姫路市内の指定医療機関名はお問い合わせください。 ---------- 第62回 町のせんせい『健康ひとことコラム』 『よくある近視』 たかやす眼科クリニック たかやす のりゆき 先生  今回は近視についてお話してみようと思います。  裸眼(眼鏡無し)で近くが見やすく遠くが見にくい状態の近視ですが、強度になると眼鏡やコンタクト装用の煩わしさや購入費用もかかりますし、何より失明につながるような眼の病気が起こりやすくなるため、小さなお子さんの居るご家庭ではスマートフォンやタブレットにお守りを長時間任せたりせず、屋外で遠くが見れる環境で過ごす時間を持ちたいものです。  それでは強度近視になるとどのような病気になりやすくなるかというと、正常眼と比較して近視性黄斑症41倍・網膜剥離22倍・緑内障14倍・白内障5倍とよく耳にする病気に罹患しやすくなります。  お子さんの眼の将来を真剣に考えてあげてください。強度近視の眼は多くの場合、40歳頃を過ぎると眼球の後方が変形突出する後部ぶどう腫と呼ばれる状態になり、光を感じる網膜神経線維も含め引き延ばされ、眼球の神経の出入り口の変形が起こり、神経線維のダメージのために視野が欠けていく近視性視神経症になることがあります。強度近視になって良いことなどありません。成長期のお子さんの眼を守れるのはご家族の皆さんだけです。再度ご家庭で普段の読書・動画視聴の時間や姿勢、照明環境など話し合って頂く機会になれば幸いです。 写真=たかやす眼科クリニック全景