広報ふくさき 令和6年(2024年)2月号 16ページ ---------- 農業委員会だより ---------- 農地のQ&A Q 相続登記が未了の農地を農地として売却したいのですが、農地法第3条による所有権移転はできますか? A 基本的には相続をしてからの手続きとなります。相続人全員による申請、あるいは遺産分割協議書に定められた権利者からの申請であれば手続きも可能ですが、権利関係の確認が必要なため、行政書士・司法書士などの代理人にご相談されることをおすすめします。 Q 孫に農地を相続すると遺言があったのですが、所有権移転は農地法の3条申請が必要ですか? A 通常は、法定相続人(親・子ども・兄弟など)が財産を相続するため、申請は不要です。今回の場合だと、申請が必要な場合と不要な場合に分かれます。申請が必要なのは、特定遺贈(遺言書で農地を指定)する場合などです。申請が不要なのは、包括遺贈(遺言書で遺産の全部や、3割や2分の1など割合を指定)や代襲相続(孫が法定相続人で相続)する場合などです。 問い合わせ先 福崎町農業委員会(農林振興課内・内線314) ---------- 食育通信 田原幼児園の取り組み  田原幼児園では、野菜の栽培とクッキングを行っています。夏には、5歳児が「夏野菜カレーを作りたい!」とトマト、かぼちゃ、ズッキーニなどを栽培しました。どうしたら大きく育つのかを調べ、毎日水やりや草引きをしたり、葉っぱについた青虫を1匹ずつ手でとったりしながら大切に育てました。心を込めて育てた野菜が大きくなったときは、「無事に育ってくれてありがとう」と喜び、クラスみんなが温かい気持ちに包まれます。今は、3・4・5歳児がそれぞれ大根や人参、かぶ、ブロッコリーを育て、収穫の日を待っているところです。  収穫した野菜はクラスでクッキングをしていただきます。どんな料理を作ろうかとみんなで考える時間もクッキングのお楽しみの一つです。メニューが決まればクッキング開始です。野菜の皮を剥く、切る、潰す、混ぜる、茹でる、焼くなどしながら素材に触れ、手触りや断面、香り、音などさまざまな発見を楽しみつつ調理しています。料理ができあがるととっても誇らしそう。「いただきます」とおいしそうに味わっています。クッキングをすると苦手な野菜でも一口食べてみようとする勇気がでるから不思議です。  野菜の栽培やクッキングに取り組む子どもたちの表情は生き生きとし、「五感」をフルに働かせていることが伝わってきます。みんなで作って食べる、園でのクッキングは、「栄養」や「バランス」だけではない、園でしかできない『食育』だと思います。『食べたい、作ってみたい、やってみたい』から、いろいろなことへの興味ややる気につながってくれたらいいな、と思っています。 写真=収穫をする園児 写真=調理をする園児 ---------- 春季全国火災予防運動 3月1日(土曜日)から7日(金曜日) 「守りたい 未来があるから 火の用心」(全国統一防火標語) ★4つの習慣 ・寝たばこは絶対にしない、させない。 ・ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。 ・こんろを使うときは火のそばを離れない。 ・コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。