広報ふくさき 令和7年(2025年)5月号 18ページ ---------- 文化協会からのお知らせ さんとうき奉賛 第40回短歌祭作品募集  福崎町では、民俗学者・柳田國男先生と歌人・いのうえ つうたい先生、ならびにそのご兄弟の業績を偲び、毎年両先生のしょうつきにあたる8月に さんとうき が催されています。短歌祭は両先生にちなんだ奉賛短歌祭です。みなさまからの作品をお待ちしています。 募集作品は、未発表のもの2首以内。 応募要領は、原稿用紙に作品、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を楷書で記入。 応募料は、1首につき500円(現金もしくは小為替)を添えて、文化センター内・福崎町文化協会事務局へ。 締切は、7月1日(火曜日)。当日消印有効。 選者は、兵庫県歌人クラブ顧問のくすだ たつみ 先生。 第40回短歌祭は、8月2日(土曜日)午前10時から。 場所は、文化センター。 主催は、福崎町文化協会・福崎短歌会。 ---------- くらしのゼミナール 自分に似合うパーソナルカラーを見つけよう  パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った肌・瞳・髪の色の特徴に調和し、ひとりひとりの個性を引き立てる色のことです。  自分のパーソナルカラーを知り、もっと魅力的な自分になりましょう。 日時は、6月25日(水曜日)、午後1時30分から午後3時。 場所は、生活科学センター講義室。 講師は、ピックス パーソナルカラーアナリスト まつもと ゆきさん。 対象は、福崎町に在住または在勤の人。 募集人数は、先着順で10人。 申込期限は、5月15日(木曜日)から6月6日(金曜日)。 申し込み・問い合わせ先 生活科学センター。電話22−2939、月曜定休。 ---------- 短歌会。 ばあちゃんは孫の帰省に気もそぞろ厨に注ぎ我には眼なく。やすだただし。 畦道に見つけて嬉し土筆の子寒の戻り小さくなりて。おのえさだのぶ。 雀きて幼とお喋りしているよな仲間にしてよ言葉教えて。みやもとみちこ。 若者を無残に死なせる戦争を止めようとせぬ それで済むのか。はたさきせつこ。 足も腰ももうくたくたの立ち上り つと口を衝く「あいたた観音」。おかだえみこ。 カレンダー要らんと日々は農作業 ベリカード受け楽し想いに。くりと。 見事なり手本通りの書き初めの字の勢いよ空まではねそう。こやまみつる。 寒風の市川沿いをペダル漕ぐ出稼ぎの娘ららし外つ国訛り。ひさのえい。 福崎の町財政は豊かなり工業団地いよよ栄えて。こうづきあきひろ。 修練のごとく立ちおりわが降りるひとつ手前の駅で空く席。うちやまつぐたか。 ---------- 俳句会。 売り地札 立ちたる畑に 草芽吹く。おおのむねのり。 黒土の 畝に映えたり 金盞花。ひろせじゅんすい。 青年僧 若き声での 彼岸経。おにもとおさむ。 きらきらと 近江の湖の 彼岸波。さとうすみこ。 初蝶の 飛翔を見たり 晴の午後。ふじおかてるよ。 植物園 名札添えあり 名草の芽。しろたにあきみ。 仲の春 我が家も農機 整備了ゆ。尾藤ことよ。 杓薬の 今朝出たる芽 数えたり。ふくしまのりこ。 土産にと 紙の袋に 蕗の薹。ふくながみよこ。 汐錆びの 船塗替える 仲の春。まつおかかつみ。 ---------- 想像以上が万博だ。 来場予約受付中。