広報ふくさき 令和7年(2025年)6月号 7ページ ---------- 生活科学センターだより 鍛えよう、3つの消費者力  気づく・断る・相談する  スーパーで買い物をする、バスに乗る、スマートフォンでオンラインゲームを始める、これらはすべて消費生活です。私たちは、毎日お金を使って消費生活をしています。そして消費生活の中で、さまざまな契約をしています。契約は、その内容についてお互いに意思が合致し「申し込み」と「承諾」があれば成立します。商品・サービスが契約内容と違っていても、一方的にやめることはできません。しかし消費者は事業者に比べ情報量、交渉力、資金力などの格差があり、不利な立場にあります。  消費者トラブルは、悪質な事業者が、人をだましたり弱みにつけ込んだりすることによる心理的な要因、高齢や未熟さ・障がい・病気などによる属性的な要因、日々のストレス、不安などによる状況的な要因など、消費者の持つ「弱さ」に起因して、起きてしまうことがあります。 「騙されやすさ」を測る心理チェック! 「自分は大丈夫」と思っていませんか? 自分の周りにあまり悪い人はいないと思う。 相手に悪いので、人の話を一生懸命聞くほうだ。 たまたま運の悪い人がトラブルにあうのだと思う。 知人から「効いた」「良かった」と聞くとやってみようと思う。 有名人や肩書のある人の言うことは信用してしまう。 人からすすめられると断れないほうだ。 迷惑をかけたくないので家族にも黙っていることがある。 身近に相談できる人がいない。 しっかり者だと思われたい。 当てはまる項目が多いほど、消費者トラブルにあう危険度が高い傾向にあります。消費者庁資料より。  消費者トラブルを予防すること、トラブルに遭ったときに適切な対応をすることは、トラブルや被害の防止につながります。自立した消費活動を行う力が消費者力です。  消費者力の基礎は、次の三つです。 1 違和感に「気づく力」 2 きっぱりと「断る力」 3 家族や知人、専門家に「相談する力」  そして、困っている誰かに「働きかける力」も必要です。  神崎郡消費生活中核センターでは出前講座をとおして、消費者力を鍛え、「だまされない消費者」となるよう支援することに力を入れて取り組んでいます。  「福崎まちづくり出前講座」はもちろん、趣味の会や少人数の集まり等で短時間の講座も実施しています。お気軽にご活用ください。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977  秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 夏休み親子教室 紙すき教室 牛乳パックでハガキを作ろう 日時 7月30日(水曜日)午後1時30分から 場所 生活科学センター 対象 小学生及び保護者(4年生までは必ず保護者同伴で) 講師 福崎町消費者の会 参加費 100円 申込期間 7月20日(日曜日)まで 持参物 筆記用具、水筒、上靴 申し込み先 生活科学センター 電話22−2939(月曜日休館)