広報ふくさき 令和7年(2025年)10月号 10ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- インターネットの誹謗中傷 福崎西中学校3年(当時)たかた せいのすけ  インターネットでユーチューブなどを見ていると時々、酷いコメントを見かけることがあります。その言葉は多くの場合、人を傷つけるような言葉や、その人に対する愚痴だったりします。  先日、私がインターネットを使っていると、とても多くの誹謗中傷が書かれていることがありました。その内容は、中身のない悪口や不満の文章がほとんどでした。私は、それを見てとても悲しくなりました。書かれている人は、特に悪いことをしたわけでもないのに、一方的に責められている姿を目にすると、私も胸が苦しくなりました。  インターネットの世界では、実際に面と向かって人と話しているわけではないので、相手に対してどんなに悪いことを言っても、ちゃんと叱ってくれる人はいません。だから、言いたいことを言いたいだけ言えてしまう。言わば無法地帯です。私は、相手を傷つけたりするコメントは、いつか消えるものと思っていました。しかし、全く消えることはありませんでした。むしろ、昔より多くなった気がします。私はどうしてこのような心無いコメントが増えるのか考えてみました。  私の考えでは、コメントで何を言っても、言った人には何も起きないので、軽い気持ちで悪口を書く人が増えたのではないかと思います。どれだけ嫌なコメントをして、相手から怒られたとしても、実際には何も起きないので、怖くないから調子に乗って、いろんな人に悪口を書くのだと思います。では、実際に嫌なコメントをする人はどうなのか、少し調べてみました。  調べてみると、誹謗中傷のコメントをよく書く人は、日々のストレスを発散するために、インターネット上で他の誰かに誹謗中傷のコメントを書くそうです。腹が立つと自分のことしか考えられなくなって、他人にあたってしまいます。なので、気持ちはよくわかります。特に、自分が不幸な時に、他人が幸せになっているのを見ると、余計にストレスが溜まります。  このことを踏まえて、私は、インターネット上で人を傷つけるコメントを書かないようにするにはどうすればいいか、また、そのようなコメントを見つけたら、どうするかを考 えてみました。  まず、ストレスが溜まると悪口を書いてしまうことがあるので、しっかりと寝たり、美味しいものを食べたりして、ストレスを溜めないように対処します。また、インターネットで誹謗中傷をしている人を見つけたら、通報し、過剰に反応せずスルーします。誹謗中傷をしている人を見るととても腹が立ちますが、そのコメントを見ても落ち着いて通報し、スルーすることがいい対応だと思います。  最後に、インターネット上では、軽い気持ちで誹謗中傷をしている人が多いです。しかし、その言葉を受けた人は、相手がどのような気持ちで言ったのか分からないのでとても傷つきます。また、インターネットの中では叱ってくれる人がいないので、気付かないうちに他人を傷つけていることもあります。私は、インターネット上にコメントを送るときには、文章を見返してみて本当に大丈夫か再確認してから、送るようにしています。  何気ない一言で、自分の大切な人や周りの友達を失わないように、自分でも気をつけて意識し、上手にインターネットを使いたいと思います。 ---------- ポスター作品 福崎小学校2年(当時)もりした しょうえい 田原小学校5年(当時)あさお りあん 高岡小学校6年(当時)たけもと めい 福崎東中学校3年(当時)みの しおり ---------- 人権標語 やさしさで みんなのこころ ひかりだす 福崎小学校2年(当時)たかはし ゆうり 気づいてる? 笑っていても 心の中はないてるよ 八千種小学校6年(当時)なかつかしんた 見えない手 あなたをつつむ 大しんゆう 田原小学校6年(当時)いとう さえ ほんとはね ワタシじゃなくて 僕がいい 福崎東中学校3年(当時)きばた かんな