広報ふくさき 令和7年(2025年)11月号 8ページ ---------- 生活科学センターだより 高齢者・障がい者を狙った消費者トラブルを周りの見守りで防ぎましょう!  近年、高齢者や障がい者の消費者トラブルが相次いで発生しています。こうしたトラブルを回避するためには、消費者本人が気をつけることはもちろんですが、家族や周囲の方々の「見守り」と「気づき」が大切です。  消費生活相談窓口には、高齢者や障がい者が巻き込まれた消費者トラブルの相談が数多く寄せられています。その数は年々増加し、高額な被害の相談も相次いでいます。  このような消費者トラブルをくい止めるには、高齢者や障がい者ご本人が問題意識を高めると共に、ご家族やまわりの人に日頃から高齢者・障がい者の様子を気にかけていただき、地域の諸機関と連携して見守ることが必要です。  「あれ?いつもと様子が違って変だな」そんな変化に気づいたら、身近にいる私たちにこそできることがあります。みなさんの見守りが大きな味方になります。  誰でも年を取ったり病気があると気が弱ったり、判断能力が衰えていくものですが、悪質事業者はそんな人を狙っています。 【被害の特徴】 ・「被害に遭っていることに気付きにくい」ことがある。 ・被害に気付かないことから契約を繰り返して被害が深刻化する。 ・被害に遭ったことを恥ずかしいと感じ、家族に迷惑をかけたくないと思ったり、自分自身を責めたりして周りに相談しない。 ・一人暮らしで相談する相手がいない。 など、被害が表面化しにくく、周囲が気付くのが遅れることがあります。 【見守りと気づきのポイント】 ★居室・居宅のようす @不審な契約書や請求書、宅配業者からの不在通知などはないか。 A不審な健康食品、魚介類などはないか。 B新品の布団など、同じような商品が大量にないか。 C屋根や外壁などに不審な工事の形跡がみられないか。 D複数社から配達された新聞や景品類はないか。 E居室が不自然に散らかっていないか。 F不審な業者が出入りしている形跡はないか。 ★本人の言動や態度など @不審な電話やメールのやり取りなどはないか。 Aお金に困っているようすはないか。 B預金通帳などに不審な出金の記録はないか。 C何を買ったか覚えていないなど、判断能力に不安はないか。 D元気がないなど困ったようすはないか。 見守りの中で気づいたことや心当たりがある時は、家族や消費生活センターに相談しましょう。 消費生活の相談や問い合わせ、苦情は、神崎郡消費生活中核センターへ  電話22-4977 秘密厳守 相談は無料です 相談日時 火、金曜日 午前9時から午後4時まで。月曜日は休館日です。 ---------- 緊急情報 投資やもうけ話に注意  情報商材や暗号資産(仮想通貨)、投資などのトラブルが10から20歳代の若者に増えています。 ・うまい話はありません!「簡単に稼げる」「儲かる」 ・ことを強調する広告や友人・知人からの誘いでも ・安易に信じないようにしましょう。 ・友人や知人から勧誘されても必要のない契約は ・きっぱり断りましょう! ・借金をしてまで契約をしない! 問い合わせ先 神崎郡消費生活中核センター( 22−4977) ---------- 人も会社ももっと元気に 中小企業退職金共済制度