広報ふくさき 令和8年(2026年)5月号 6ページ ---------- ヒューマンライツ イン 福崎町 ---------- 友だちのやさしい言葉 福崎小学校5年(当時) しまづ ほのか  私が一年生の時の話です。私は、重いバケツを持ってそうじ場所に向かっていました。一年生の私は、 (もう無理。げんかい。) と思いながら、なんとかバケツを運んでいました。少しずつ水がもれて、床に落ちてしまっているのを、友だちがさっとぞうきんでふいてくれました。私は心の中で、 (ありがとう。) と言おうと思っていました。あともう少しでそうじ場所に着くところで、バーン!とバケツの水が半分ほど、勢いよくこぼれてしまいました。私はいっしゅん、ものすごくあせりました。私の持っているぞうきん一まいでは、こぼれた水はふききれない量です。私は、 「どうしよう・・・。」 と一人で途方に暮れていました。私はとにかく必死で水をふきました。すると、クラスの友だちが、 「だいじょうぶ?けがしてない?」 とやさしい言葉で、またさっとふいてくれました。私は、 「うん!だいじょうぶ!」 と笑顔で言いました。こぼれた水も、二人でいっしょにふくと、あんなにあった水がいっしゅんでなくなりました。私は、協力するとこんなに早くかたづけることができるんだ、とおどろきました。  私はこの経験を通して、困ったときに助けられると、とても心が軽くなるということがわかりました。だから、友だちが困っていたら、絶対に助けたいな、と思うようになりました。  きつい言葉で言われると傷つくけれど、やさしい言葉で言われると、ほっとして心も軽くなります。これからも、いろんな人を助けて、周りの人の心をすっきり軽くしてあげたいと思います。 --------- 車いすに乗って分かったこと 高岡小学校6年(当時) しばさき けい ぼくは、少し前に家族みんなで水族館に行きました。そこは、いろいろな魚が一つの建物にまとまって展示されているのではなく、広いしき地の中に建物がいくつも分かれているような所でした。とう着して受付をしていると、入口近くに並べられた車いすが目に入りました。ちょうどそのとき、ぼくは足が痛くて、歩くのがとてもつらい状態でした。痛みにたえて歩いていると、お母さんが、 「足痛いんやったら、車いす使わせてもらったら。」 と言いました。係員さんに、 「車いすを使っていいですか。」 と聞いたら、 「使っていいですよ。」 と言ってくれたので、車いすを使わせてもらいました。家族に押してもらいながら館内を回っていると、いくつか気がついたことがありました。  まず、水族館内の設計が、とても通りやすくされているということです。そんなの当たり前だろうと思われるかもしれませんが、実際に車いすに乗ると、より強く感じます。館内は横はばが広いスロープの通路が多く、そのスロープもゆるやかなものが多かったので、車いすに乗っていても動きやすい設計でした。もちろん、階段の横には必ずと言っていいほどスロープが設置してありました。二階に上がれるエレベーターもあり、建物がいくつも分かれていることが信じられないくらい本当に動きやすかったです。今まで行ったところで、一番車いすの人に優しいと思いました。  次に、車いすに乗っていても水そうが見やすかったことです。館内を回っていると、ヒトデや貝をさわったり、ドクターフィッシュに手の角質を食べてもらえたりするふれあいコーナーを見つけました。自分にもできるか心配でしたが、小さい子どもや車いすに座っていてもさわりやすいように、ゆかが一段高いところがありました。しかも、そこはスロープがつながっている構造でした。だから、車いすに座ったままでもとてもさわりやすかったです。  でも、ぼくが車いすに乗っているとき、心配な気持ちになることがありました。それは、他の見ている人のじゃまになっていないかなという気持ちです。イルカショーのときは、周りの人みんながいすに座っていたから気にならなかったけれど、館内を回っていると通路のじゃまになっているかも、後ろの人が見にくそうにしているかもなど、気になってずっともやもやしていました。  ぼくは家に帰ってから、車いすの人は、いつもこんな感じで心がもやもやしているのかなと思いました。もしかすると、車いすの人はじろじろ見られたり、ひそひそ話をされたりすることがあるのではないか思います。実際、ぼくも見られることがありました。やっぱりじろじろ見られると、いやな気分になったり、はずかしく感じたりします。ぼくは、じろじろ見られるよりふつうにしてもらえると、心が楽になり、もやもやした気持ちも少しましになると思いました。  たった一日でしたが、ぼくは車いすに乗ってみて、障がいやけがなどがあって車いすに乗っている人の気持ちが少しだけ分かった気がします。これから、車いすに乗っている人を見かけてもじろじろ見ないでふつうに接し、困っていたら助けたいです。そんな人が増えると、きっとだれもが幸せに生きることができるきっかけになると思います。 --------- ポスター作品 福崎小学校3年(当時) もりした しょうえい 八千種小学校2年(当時) いまおか さや 田原小学校3年(当時) おかもと かえな 福崎東中学校2年(当時) いくた あいら ---------- 人権標語 く別なし みんな大切 なかまだよ 田原小学校4年(当時) ありよし きょうか 悪口は ことばの刃物になるんだよ 人の心を大切に 八千種小学校5年(当時) おのうえ えいと 他人をね 認める心 やさしい輪 福崎東中学校2年(当時) うりうだ かける 手をつなぎ 心の花を 咲かせよう 福崎西中学校2年(当時) やまもと あやめ