広報ふくさき 令和8年(2026年)11月号 12ページ ---------- 福崎町文化財だより(90) 2ページ目 ---------- 開館10年 大庄屋三木家住宅 建物からひもとく三木家の歴史 入館無料 11月29日(日曜日)まで開催 会場 三木家住宅 主屋 開館時間 午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで) 11月は月曜日、祝日の翌日以外開館しています  三木家住宅主屋部分の保存修理工事が終わり、主屋が三木家や地域の歴史を紹介する展示施設として公開を開始してから今年で10年になります。  現在開催中の特別展示では、この節目に県指定文化財三木家住宅を改めて紹介するとともに、そこから垣間見える三木家の歴史をひもときます。ぜひお越しください。 写真=たくえい 主屋「かみのま」「中のま」の増築年代を示す鬼瓦の刻銘(元文2年・1737) 三木家入門講座10 無料・申込不要 保存修理工事から学ぶ三木家住宅の歴史  三木家の基礎知識を楽しく学べる入門講座です。今回は特別展にちなんで三木家住宅にまつわるお話です。建物も見学しながら、三木家の建物の魅力をわかりやすく解説いただきます。 日時 11月28日(土曜日)午後1時30分から午後3時 講師 おせ こうじ さん(神戸建築文化財研究所) ---------- 井上通泰生誕160年記念秋季企画展 かなえとみちやす 資料紹介  柳田國男・松岡家記念館の秋季企画展では松岡五兄弟の長兄・松岡かなえと三兄・井上みちやすについての展示を行っています。今回は展示資料のなかから、大庄屋三木家に残された鼎の書簡をご紹介します。  兄弟の中で「いちばん郷里に帰りたく(『故郷七十年』「兄の望郷心」)」思っていたと記される鼎ですが、播州へ帰省したのは生涯で数回のみと考えられています。そのうちの一回は大正12年(1923)1月のことで、通泰と二人連れ立っての帰省でした。生野町本行寺の祖父眞継陶庵の墓に詣で、大庄屋三木家に投宿しました。  本資料には、三木家での歓待への感謝や、辻川を発ってから三重県の鳥羽に泊まり、伊勢神宮を参詣して帰宅したことなどが記されています。 写真=三木拙二宛松岡鼎書簡(大正12年1月9日)[三木家蔵] ◆講演会のご案内◆  本年度も、柳田國男・松岡家記念館顧問で東京学芸大学名誉教授の石井まさみ先生に、ご講演いただきます。 日時 11月15日(日曜日)午後1時30分から 場所 神崎郡歴史民俗資料館2階 演題 「『柳田國男大事典』を編集して」 その他 受講無料・事前申込み不要 ---------- 歴史民俗資料館だより 昭和100年 令和8年度特別展 お店からみる福崎 12月20日(日曜日)まで開催  本年は、昭和元年(1926)から起算して満百年を迎えます。当館ではこの節目を記念し、昭和に転換期を迎えた地域のお店をテーマとした展示を行っています。  今回は展示の中から、「玉垣」について紹介します。  地域にどんなお店があったか知りたいとき、手がかりの一つになるのが神社にある玉垣です。玉垣をよく見てみると「いづみや百貨店」といった店名や「アンパン商」のように職種が刻まれているものが発見されます。また、お店があった村名や地区名も一緒に記されていることがあります。奉納年が明らかになると、店の商い・所在地だけでなく、年代まで知ることができます。  玉垣は豊富な情報をもち地域の歴史を伝えてくれる貴重な資料です。 写真=玉垣(高橋地区・廣田神社)