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目が見えなくなる過程で、「生きていてもしょうがない」と一時は死を考えたこと、「できないことばかり探すのではなく、できることを探せ」という親友の言葉で今井さんの「できること探し」が始まり、以来国際大会や健常者の大会にも挑んでいったというお話しには、今井さんの強い思いを感じました。また、「障害者だからこうなんだ」という決めつけ(固定概念)を捨てて障害者の方と接することが大事であるという野口さんのお話しで固定概念を持っていることに気付かされた方も多かったと思います。
「障害のある人もない人も、一緒に汗を流すことが自然な状況になればうれしい」と語った今井さん、野口さん。そんな日が早く来て欲しいと感じた講演でした。
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第2回講座 「科学者 吉識雅夫氏」〜吉識雅夫氏の素顔について〜 |
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福崎町名誉町民である吉識雅夫氏の素顔についてお話しいた
だきました。雅夫氏の両親の教育はとても厳しかったこと、「大
貫が心のふるさとである」という思いを雅夫氏が持っておられた
こと、雅夫氏が科学者として、人間としてすばらしい人物であら
れたということなど、雅夫氏著書の「運鈍根」にでてくるお話や
親族の方からのお話しを交えながら講演いただきました。そし
て、雅夫氏のような人柄を生み出したのは福崎がそういう風土
であったからであって、そういう風土の福崎を復活させたいと述
べられました。「現在の福崎の教育を見てみると、知育・体育は
確かに優れているが、徳育(心の教育)ができていない。3つの
教育が充実すれば、将来、福崎町から雅夫氏のような人間とし
優れた人物が出てくるだろう。」とも述べられました。 |
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第3回講座 「日本のことばと文化」〜犬の名前はなぜポチ?〜 |
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わたしたちがふだん何気なく使っている日本語について学びま
した。ことばができた経緯や背景、英語と日本語の関連などに
ついてお話しいただきました。90分という講演時間がとても短く
感じるぐらい、楽しくことばについて学ぶことができました。こと
ばっておもしろいものだなあと思った講演でした。(犬の名前は
なぜポチなのか、江戸時代には犬を「カメ」、水を「ワラ」、イクラ
を「ハマチ」と言っていたなどの興味深いお話しの数々でした。)
「ふだんからことばを大事にするということは文化を大事にする
ということであり、ひいてはそこで生活する人を大事にすろこと
につながる」という先生のことばが印象的でした。 |
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第4回講座 〜医療見地から考える〜「健康と長寿」 |
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現状において推奨できるがん予防法や各食品のGI値(血糖)がどれだけ含まれているかなどについてもお話しいただきました。また、声を出すということは体に大変よく、なかでも笑うということは実に健康にいいということをお話しされました。1日に五回は自分で笑い、五回は他人を笑わす心がけをしてみるといいとお話しされました。そして、声を出すことが健康にいいということで、お話しの途中、「ふるさと」をみんなで合唱しました。
人は謙虚に素直に感謝しながら生きていくことが大切であるということを教えていただいた講演でした。 |
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第5回講座 色からのメッセージ |
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例えば、「赤」色の洋服を自分が気分のいい時に選ぶと、それは今の自分が「エネルギッシュである」という現れで、逆に気分の悪い時に選ぶと「イライラしている」現れであるという風に、どの「色」も常にふたつの側面を持っているということを学びました。そして、ストレス社会の中では今の自分の心のバランスを知ることがとても重要であり、そのバランスを知る手段として「色」があり、「色」はメッセージを発しているということを学びました。「色」を通して本当の自分を知っていくことで人間はとても楽になり、心地よく生きていくことができるとお話しされました。 |
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第7回講座 お薬の上手な使い方 |
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お薬を上手に使い、お薬の効果をあげ、より快適に過ごす方法を
教えていただきました。例えば、@「胃腸薬」にはいくつか種類が
あって、胃が痛いからといってどの胃腸薬でも効き目があるとは限
らない。飲んでさらに悪くなるケースがある。A薬と食べ物の相互作
用で注意したい食べ合わせがある。(ワルファリン『血をさらさらに
する薬』と納豆・青汁・クロレラ『ビタミンKを含む』)など日常生活で
とてもためになるお話しを聞くことができました。 |
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第8回講座 ビューティーセミナー |
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生き生きと若々しく見えるスキンケアからメーキャップまで、いく
つになっても「キレイ」でいられるポイントを紹介いただきました。
基本的なスキンケア、メーキャップなどを自由にお試しいただき、
皆さん楽しんでおられました。
日頃、みんなで集まってメーキャップすることがないので、話に
華もさき、にこやかなお顔で帰っていかれました。 |
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第10回講座 安らぎの歌空間をごいっしょに♪ |
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谷口さん、上野山さんお二人ともすばらしい衣裳でご登場いただき
豪華なディナーショーのようなステージでした。衣裳だけではなく、
お二人の歌声は大変すばらしく、酔いしれました。「恋人もいないの
に」、「この広い野原いっぱい」、「すみれの花の咲く頃に」、「百万本
のバラ」などを雰囲気たっぷりにお歌いいただきました。途中、「エン
ジェルハープ(手軽に演奏できる優しい音色の小型のハープで、楽
譜が読めなくても演奏できる楽器)」という珍しい楽器をご紹介いただ
き、そのハープの音色も楽しむことができました。
最後は会場の皆さんと一緒に、「一人の手」「野に咲く花のように」など
を歌いました。客席とステージが一体となったすばらしいコンサートで、
楽しいひとときを過ごすことができました。 |
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