町長コラム10月号

このページには、広報ふくさきに毎月掲載している町長コラムを転載しています。

　9月に入り中学校の体育大会、小学校の運動会が開催されました。新型コロナウイルスの影響で中止とする市町も多い中、開催に向けてご尽力いただきました学校関係者や保護者そして地域の皆さんにお礼を申し上げます。特に中学3年生、小学6年生にとっては学校生活最後の体育大会、運動会ですので規模は縮小されたとはいえ思い出に残る行事となったのではないでしょうか。また、10月には修学旅行があります。こちらも実施の方向で計画が進んでいます。子どもの健康が第一ですので細心の注意を払って実施し、全員元気に帰ってきてくれることを願っています。

　さて、私は町の最も重要な仕事の一つは住民の安全、安心を守ることであると考えています。気候変動の影響で地球の気温は毎年上がっています。台風は大型化し、集中豪雨がひんぱんに発生するようになりました。今年は九州を中心に7月豪雨により大きな被害が発生しました。福崎町は昨年から今年にかけて幸いにも災害がありませんでしたが、全国いつどこで災害が起こっても不思議ではありません。普段から災害に対する備えをしておかなければならないと強く感じています。その一助としていただくために防災マップの洪水・土砂災害編（改訂版）とため池編（新版）を作成しました。

　これまでのマップは100年確率の浸水想定（市川210mm/日)でしたが、今回は想定し得る最大規模の降雨（市川617mm/日）に見直しています。情報が新しくなり内容もより充実しましたので、このマップをもとに避難時の行動について家庭や地域の中で話し合いを進めていただきたいと思います。