町長コラム6月号

このページには、広報ふくさきに毎月掲載している町長コラムを転載しています。

下水道使用料について

　今月は、下水道使用料の改定についてお知らせさせていただきます。昨年6月から、適正な下水道使用料等のあり方について、上下水道事業審議会において審議をお願いしてきました。そして12月に答申をいただきました。その主な内容は「現在異なっている公共下水道と農業集落排水の使用料を統一し、さらに使用料の改定が必要であること。改定の率は、平均14.23％増が望ましい。」というものです。

　使用料改定の議案は3月議会で提案し、ご賛同を得ましたので、一定の周知期間をおいて10月から実施することになります。詳しくは今月号の「広報ふくさき」5ページに載せていますので、ご覧ください。

　下水道の使用料は、利用する人で事業に必要な経費を負担し、その量に応じて使用料が決められることになっています。しかしながら当町の下水道事業では、現在の使用料収入ではその経費を賄いきれず、原価割れの状態が続いていました。不足分は一般会計から補てんしなければならず、このような状況が続くと、日々の住民サービスにも影響が生じてきます。下水道事業には莫大な経費がかかっていますが、せめて原価分だけでも下水道をご利用の皆様にご負担いただきたいというものです。

　昨今の物価高の中での使用料改定は大変心苦しいのですが、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。