七種山(県指定名勝)
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七種山は、流紋岩類からなり、山内には金剛岩、つなぎ岩、笠岩等の奇岩があります。他には、七種の滝(雄滝)をはじめとした七種48滝が見られることでも知られています。
金剛岩は、流紋岩の岩盤の屏風のような大岸壁で、その表面には古いイワヒバが群生しています。つなぎ岩は、高さ15m幅5mの巨岩が、底部でわずかにもとの岩盤に接続しているもので、岩石の割れ目にそった削離が途中で止まった形で奇観を呈しています。笠岩は、水平に近い破れ目に沿って、岩盤が侵食されて生じたものです。
七種の滝は、一般的に落差72mを誇る雄滝のことを指しますが、そのほか雌滝、夫婦滝をはじめ48滝あるといわれています。七種の山々は、四季の風情により移り変わるその姿は大変美しいものがあります。
指定年月日:昭和44年3月25日