吉識雅夫と福崎町

吉識雅夫は父・貞と母・クニの長男として、明治41年(1908)1月20日に長崎県対馬で生まれました。

吉識雅夫は自叙伝『 運鈍根』の「幼少のころ」中で「故郷は対馬ではなく、父の勤めの関係でそこで生まれたのである。」と記しているように、生誕場所(対馬)を故郷と考えていたのではなかったようです。

また、「戦中戦後の数年間の生活」の中で「郷里大貫に疎開すること」「一週間ほどおくれて故郷へと向かったのである。」と大貫を故郷として記しています。

さらに、本籍は、福崎町大貫にあり、生涯本籍をかえることはありませんでした。
そこからも吉識雅夫は福崎町と切り離すことのできない人物といえるでしょう。