地震の知識
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地震の揺れと被害予想
震度0

人は揺れを感じない。
震度1

屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。
震度2

屋内にいる人の多くが揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。
震度3

屋内にいるほとんどの人が揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。棚の食器が音を立てることがある。
震度4

かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。すわりの悪い置物が倒れることもある。
震度5(弱)

食器類、書棚の本類が倒れたり、窓ガラスが割れたり、家具が移動することがある。
震度5(強)

タンスなど重い家具が倒れたり、テレビが台から落ちることがある。自動販売機が倒れることもあり、自動車の運転が困難になる。
震度6(弱)

立っていることが困難。かなりの建物で窓ガラスが破損し、ドアが開かなくなる。耐震性のひくい住宅では、倒壊するものがある。
震度6(強)

立っていられず、這わないと動けない。固定していない重い家具のほとんどが倒れ、補強されていないブロック塀が倒れる。
震度7

自分の遺志で行動できない。耐震性の高い建物でも傾いたり、大きく破損するものがある。
地震から身を守るそのときのための10ポイント
足元をすくわれるように揺れはじめたら、もう何もできません。
パニック状態にならないように、なんてムリ。
だからこの10箇条は、丸暗記してください。
きっと、あなたの命を守ります。
1. まず、身の安全
一番最初にする、何よりも大切なことです。座布団などで頭を保護し、丈夫なテーブルの下に潜ります。
2. あわてず、火の始末
すみやかに、調理器具や暖房器具の火を落とします。
熱湯や天ぷら油が吹きこぼれる可能性があるので、揺れている最中は、ガスレンジに近寄らない方がいいでしょう。
3. 出口を確保
とくに鉄筋コンクリートの建物は、歪みのため戸や窓が開かなくなることがあります。
4. すばやく消化
「火事だ!」と大声で叫び、隣近所にも協力を求めます。
5. あわてて外に飛び出さない
阪神・淡路大震災では家屋の倒壊により亡くなった方が大多数を占めましたが、通常では屋内の方が安全です。火の始末と身の安全を確認したうえで、瓦やガラスなどの落下物に注意しながら外に出ましょう。
6. 狭い路地、塀、がけ、川に近寄らない
ブロック塀、門柱、自動販売機は倒れやすいので、すばやく離れます。
7. 付近の自然環境を把握
自分の住んでいる所の地形を把握しておくことが大切。避難場所や避難経路に注意しましょう。
8. 避難は徒歩、持物は最小限
市・消防・警察などの指示に従い、集団で行動します。家屋の倒壊などで通行不能な道も考えられるので、複数の避難経路を確認しておきましょう。
9. 協力し合って応急救護
災害が大きいときは、多くの負傷者が出て病院だけでは対応できません。応急手当法を習得し、いざというときには救護体制をつくります。
10. 正しい情報をつかむ
うわさやデマに惑わされず、ラジオやテレビ、防災行政無線の情報を正しく聞き、的確な行動をとりましょう。