福崎町のみず
- [公開日:]
- ID:80
水道のはじまり
福崎町の水道は昭和37年11月に簡易水道事業として福崎町の中心部であった駅前地区で始まりました。当時は、どこの家庭も井戸水で生活していましたが、駅前地区では飲み水に恵まれず、川や水路の水を飲み水に使わなければなりませんでした。また、消火用の水も不足し、飲み水、生活用水の確保のためにと七種川付近で水質検査をしたところ、飲み水に適していることがわかりそこを水源とし福崎町の水道が誕生することとなりました。その後、昭和46年4月に上水道事業に切り替えをし、拡張工事を経て、現在の計画給水人口19,400人、計画一日給水量10,000m3、水道普及率99.5%となっています。
添付ファイル
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
水道のいま
水源名 | 認可計画取水量 立方メートル/日 | 認可計画取水量 比率(%) | 令和元年度年間配水量 (立方メートル) |
---|---|---|---|
福田水源地 | 7,100 | 67.6 | 1,962,248 |
井ノ口水源地 | 1,100 | 10.5 | 462,651 |
県水受水 | 2,300 | 21.9 | 204,960 |
計 | 10,500 | 100 | 2,629,859 |
- 水源地(水を汲み上げ)
福崎町のほとんどの水が福田水源地から送られています。 - 配水池(家庭等に配るために山の上に溜めておくタンク)
辻川山配水池
塩田配水池
三ノ宮配水池
そのほかにも8ヵ所の配水池があります。 - 令和元年度給水量(使った水の量)
1年間に2,522,850m3の水を使っています。(小学校のプールの約6,000杯分にあたります) - 令和元年度給水戸数(水道を使っている家や店、工場等)
8,211戸 - 令和元年度給水人口(水道を使っている人数)
19,005人 - 一人当たり一日に使っている水の量
約364リットルになります。2リットルのペットボトルで182本分です。
水ができるまで
水道水のもとになるのは大きく分けると三つあります。
一つ目は、地下から汲み上げられた水。
二つ目は、川を流れている水。
三つ目は、ダムに溜められた水。
水源地で塩素殺菌をした水は、送水管を通って配水池に運ばれます。山の高いところにある配水池に水を送るために、送水ポンプによって圧力をかけます。配水池に一時貯水し、安心・安全な水は配水管を通り皆さんの家庭に運ばれます。
- 水源地
水を溜める
塩素を注入し殺菌する - 送水ポンプ
ポンプで圧力をかけて配水池まで水を送る - 配水池
水源地から送られた水一時貯水しておく
水道の役割
水道は、家庭生活において飲み水、料理、洗濯、風呂などに必要で、特に最近では多くの家が水洗トイレとなり、ますます多く必要となってきています。また、家庭だけではなく、学校、会社、病院、店舗等でも必要ですし、消火活動にも使われています。
このように水道は、私たちが生活するのになくてはならないものなのです。
安全でおいしい水を安定的に供給するために
近年、水道におけるクリプトスポリジウム等、水の安全性に対し関心が高まっており、水質の強化を図るため高度浄水場施設の整備を進めます。
安定した水道水を供給するためには、水源の確保、送配水施設の耐震化、災害への備えなどが必要です。
取水の安定を図るための自己水源の保全と確保、震災後における応急給水拠点での給水確保のために主要な送配水設備の耐震化が急務となっています。近年、下水道布設工事に伴う配水管移設工事により管路の更新が進められていますが、これらの工事には耐震性の高い管種に変更するなどし地震に強い水道を目指しています。また、現在2ヵ所の配水池で設置済みの緊急遮断弁を残りの7ヵ所の配水池でも設置していきます。