井上通泰

松岡家の3男。慶応2年(1866)生まれ。12歳で神東郡吉田村(現福崎町南田原)の医師井上碩平の養子となりました。東京帝国大学医科大学に学び、眼科医を開業しました。

史学に造詣深く、歌人としても有名です。森鴎外や山県有朋といった著名人と広く交流し、宮中顧問官、貴族院議員、帝国芸術院会員、御歌所寄人等に任ぜられました。『万葉集新考』『播磨国風土記新考』等多数の著書があります。昭和16年(1941)、76歳で没。

◆当記念館収蔵品◆
『播磨国風土記新考』『万葉集新考』『南天荘歌集』『明治天皇御集』、原稿、写真、書簡など


聞き取り手書き本『南天荘歌集』
表紙絵は松岡映丘
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