木造文殊菩薩坐像(町指定重要文化財 彫刻)
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妙徳山神積寺にある仏像で高さが51.3cmあり、腹前で法界定印を結んでいます。ヒノキ材で造られ、目は玉眼、肉身部は粉溜という技法が用いられており、南北朝時代の所産と考えられています。本躰とその台座や光背さらに飾りに至るまで当初のまま残っており貴重な仏像です。
明治以前は、文殊堂といわれた岩尾神社に文殊菩薩がまつられていたと考えられ、この仏像がそうではないかと言われています。美術工芸品としてもすばらしい仏像ですが、地域の歴史を知る上でも欠くことのできない貴重なものです。
所在地 福崎町東田原1891
指定年月日 平成14年4月1日