ジャンボタニシの被害防止対策及び防除対策補助について
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ジャンボタニシについて
ジャンボタニシ(和名 スクミリンゴガイ)は中南米の淡水に生息する大型の巻き貝で、水田の土壌内や水路等で越冬します。気温が上昇し、水田に水が張られると活動を開始します。基本的に柔らかい葉を好んで食べるため、苗を移植後の水田に大きな被害をもたらします。
耕種的な防除や薬剤散布を組み合わせ、地域全体で防除対策に取り組むことが被害軽減につながります。
【春夏期の対策】
1 水路からの侵入防止
・取水口や排水口に9mm目合い程度のネットや金網を設置し、水田へ侵入させない。
2 浅水管理
・深水部では活発に移動するため、深水部をつくらないように田面を均平に保つ。
・苗が5葉期に達するまでは、水深4cm(理想は1cm)以下の浅水管理を行う。
3 貝や卵の駆除
・貝は見つけ次第捕殺する。卵塊は、水中に払い落とすか、つぶす。
※貝や卵には寄生虫や毒素を持っているおそれがあるため素手では触らないようにする。もし、素手で触った場合には、石けんで手をよく洗う。
【冬期の対策】
1 水田の耕うん(発生している場所に必ず実施)
・土壌が乾燥して固い厳寒期(1~2月)に実施。
・トラクターの走行速度を遅くし、ロータリーの回転を速くし、土壌を細かく砕くように耕うん。
・浅い土中の貝の破砕や寒気にさらすことによる死滅を期待。
・トラクターを移動する前には、しっかり泥を落として、別の田へ貝を持ち込まない。
2 水路の泥上げ
・用排水路内の水たまりや泥の中で越冬する貝の越冬場所をなくし、越冬個体を寒風にさらす。
・泥上げは越冬場所を無くすこと、雑草が取り除かれることは翌年の餌を無くすことにつながる。
・局所的な取り組みでは効果は少ない。地域全体で実施すること効果が高まる。
ジャンボタニシの防除対策について、詳しくは下のチラシをご覧ください。
ジャンボタニシによる水稲の被害を防ぐために
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関連リンク情報
ジャンボタニシ防除対策補助金のお知らせ
福崎町営農対策推進協議会ではジャンボタニシ対策として、ジャンボタニシの防除及び殺貝を目的に散布した薬剤購入費の一部を助成する制度「ジャンボタニシ防除対策事業」を新たに実施します。
*令和3年度~令和5年度までの補助制度になります。
【事業内容】
春駆除:ジャンボタニシを防除又は駆除するため、水稲作付け時期に薬剤や石灰窒素を散布する
秋駆除:ジャンボタニシを防除又は駆除するため、水稲を作付けしていない時期に湛水を行い、石灰窒素を散布する
【補助対象】(以下の3条件を全て満たす場合に限る)
・町内の農地で水稲生産を行う者又は団体
・実際にジャンボタニシが発生している田又はその近隣で発生の恐れがある田
・申請年度の4月1日以降に補助対象薬剤等を散布した者又は団体
【補助対象経費】
補助率(A):補助対象薬剤購入費の2分の1以内
上限額(B):2,200円/10a
*100円未満の端数がある場合は切り捨て
*AとBを比較し、少ない方の額が補助金額となります。
【申請必要書類】
(1)交付申請書
(2)薬剤購入にかかる領収書又は納品書(購入日や商品名、金額がわかるもの)
(3)使用済みの薬剤等の空袋の写真又は散布後の田の写真(複数の時は1箇所の田で可)
【申請期限】
春駆除:令和4年8月31日まで
秋駆除:令和4年11月1日から令和4年12月28日まで
【提出・問い合わせ先】
福崎町営農対策推進協議会(役場農林振興課内)
福崎町南田原3116-1 0790-22-0560(内線315)
電子ファイル
- 交付申請書 (ファイル名:shinseisyo.docx サイズ:10.66KB)
- 交付申請書(記入例) (ファイル名:kinyuurei.pdf サイズ:40.24KB)
- 助成案内チラシ (ファイル名:jyoseiannnai.pdf サイズ:69.51KB)
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