令和6年度 第17回 福崎町吉識雅夫科学賞受賞一覧
- [公開日:]
- ID:5622


福崎西中学校 2年 隅田 悠太

果物のタンパク質分解酵素の研究~目に見えない 不思議な力~
果物に含まれているタンパク質の分解酵素について、ゼラチンを用いてそのはたらきを調べた。
吉識雅夫科学賞講評
- 日頃の授業で学習したことをもとに疑問に思ったことに対して研究し、追加で仮設を立て、より深く検証している点が良かったです。写真も多くあり、研究の流れが分かりやすかったのも高評価な点です。1つアドバイスをするなら、同期の「タンパク質を意識して摂る」ということとこの研究がどのように結びつくのかがつながっているとより良かったと思います。


田原小学校 3年 川上 泰正

こう時計について
三木家にあった香時計を見て、自分も同じような物を作ってみようと思いました。
吉識雅夫科学賞講評
- ふとしたときに「何?」「なぜ?」と思うことはよくありますが、たいていすぐ忘れてしまいます。でも、「こんなもので時間が計れるとは思わなかった「こう時計」」について実験を通して実証しています。12時間かけ、「蚊取り線香」に目盛りをつけるなど工夫しながら根気強く。「一定の速度で燃えていくので、どのくらい時間がたったのか計ることができる」という納得は、何物にも代えがたい本物の体験だと思います。


田原小学校 6年 千家 明里沙

未来につなぐ限りある資源
さびがどのようにできていくのかを観察しながら、仮説を立てて実験を行った。
吉識雅夫科学賞講評
- 自身の身近な経験をきっかけに限りある資源を大切にする思いで「さび」の実験を行いました。まず、科学探究の基本である仮設を立て、それを実験によって確かめるという根気の必要な作業を丁寧に行っています。サンプル数、データ数共に多く興味深い結果が得られました。この研究により新たな疑問も生まれたようで今後が楽しみです。