石橋(県指定重要文化財 建造物)
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岩尾神社前の小川にかかる反り橋式の凝灰岩製の石橋です。長さ5m70cm、幅1m76cm、川底から橋上面までの最高は約3m10cmです。角柱の橋脚石2本をほぼ中央にたて、柱上に桁受石をわたし、それに桁石3列をかけ、板石を横に2枚ずつ並べて敷きつめています。橋の両側には勾欄を設けたとみえて、親柱を差しこんだ跡が残っています。
刻銘は見られませんが、その様式からすると岩尾神社石造鳥居と同時期に造られたものと考えられています。この橋は簡素ではありますが江戸時代初期の神橋形式を知る上でも貴重な資料です。
所在地 福崎町東田原1935-1
指定年月日 昭和45年3月30日