石造地蔵菩薩像(町指定重要文化財 彫刻)
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金剛城寺にある石仏で石英粗面岩上に像容が刻まれています。高さ1m27cm、最大幅1m01cm、厚さ14~31cmをはかります。三角形状の中央に地蔵菩薩坐像が薄肉彫りで刻まれています。左側下方に「応永六年二月 時正」(1399)右側下方に「一結衆等 敬白」とあります。一結衆とは宗教行事行うために同志のものが多数集まり、一群の衆を結衆したものをさします。時正とは彼岸の中日のことで、二月は旧暦をあらわします。彼岸の中日に立塔するのが最大の供養になるとされています。町内の紀年銘をもつ石造遺品の中で4番目に古いものです。
所在地 福崎町田口236
指定年月日 昭和51年4月1日